
2012_1_17_11:46
警官隊の後ろにいる見物客のそのまた奥の方から「きゃーきゃー」という子供の甲高い悲鳴が聞こえてきた。
なんだろうと思っていると、人垣をかき分けてなまはげが登場。
赤なまはげ、青なまはげ、緑なまはげ。
秋田の子供たちにとっては恐怖の象徴だが、僕から見ると腕をむき出しでとても寒そうだ。い
神社の前でなまはげ太鼓を奉納。
寒さを感じさせず、力強いばちさばき。
演奏途中にもなまはげたちが会場をうろつきまわり、子供たちの方へ近づいていくとまた「きゃーきゃー」と怖がる声が。でも泣き声は聞こえず、ちょっと嬉しそうな子供も。
秋田県男鹿半島に伝わるなまはげの行事をちょっとだけ味わえました。
ああ、本物のなまはげを見たい・・・。
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村梵天の様子の動画をyoutubeにアップしました。)
三吉神社梵天祭り2012 ひしめく村梵天
三吉神社梵天祭り2012 混乱の村梵天
ipod touchで撮影。youtubeでカット編集しましたが、ちゃんと反映されているかな。




平成24年梵天祭り・・他の記事はこちら「復興祈願」とこちら「ぼんでん、ででんでん」
/* ----- 秋田市 - 秋田 - 2012 - Nikon D700 ----- */

2012_1_17_12:04
朱や黄の晴れ着を纏い真っ赤な山高帽にねじり鉢巻きを締めた円筒形のモノが「じょやさ!じょやさ!」の掛け声とともに法被を着た男たちによって高く掲げられ、細かな雪の舞う神社の参道を進んでいく。
階段を登り切った祭殿の前で時折男たちは互いに押し合うようにぐるぐる回りながらさらに高くそれを掲げた。
秋田県内で江戸時代の頃から行われている神事「梵天祭」
神様が降りる依代(よりしろ)である「ぼんでん」にその年の願いを込め、かつては村ごとに(現在では法人・団体なども奉納している)男衆がホラ貝を吹き梵天歌を歌いながら村を練り歩いた後、土地の神社に先陣争いをしながら奉納するという祭りです。
祭りが始まったころは竿の先に御幣を付けたような簡素なものだったが、今では冒頭の説明のように派手な梵天になっています。
秋田駅から30分ほどの所にある太平山三吉神社では2012年1月17日に梵天奉納が行われました。毎年1月17日と決まっているのです。
三吉神社の御神体(三吉霊神)は「力」や「勝負」の神様であるため、御祭神の御利益にあやかろうと秋田県内でも特に梵天の先陣争いが激しいことで知られていて、「けんか梵天」とも言われているようです。
それをものがたるように、梵天が通る参道や階段には警備の警官隊がずらりと並んで見物客をがっちりと押えていました(祭りが混乱した場合は見物客を暴れ梵天から守るためですね)。最初は何事か事件でもあったかと思ったくらいです。


今年は秋田市の積雪も多いらしく三吉神社にも雪が積もっています。
じっと立っていると足元の冷たい空気にじわじわと身体が包まれてしまいます。
最初は企業や団体による梵天奉納が続きました。
ベテランによる梵天歌や男衆の掛け声はあるものの、物々しい警備など必要無いくらい大人しく進んでいきます。
本当はピンと天を突かないといけないはずのぼんでんが横になってしまって、保存会の方に「立てろ~!」と言われてしまうグループもあるくらいです。
隣で見ていた地元の御老人たちが「大人しいなあ」と話していたので聞いてみると、昔はこんなものではなくてもっと勢いもあったとのことでした。
「ちぎょう(企業)さんだからあまり暴れられねんだ~」などと笑っているので、
「さっき保存会の方に聞いたら、守り梵天や村梵天になると激しくなると言ってましたけど、この分じゃどうでしょうね」と僕も一緒に笑ってしまいました。
その間にも保育園の園児たちが「じょやさ~」とかわいい声を張り上げながら警官隊の前を歩いて行きました。



ようやく、ぼんでんの周りに付いた三角のお守りを見物客が奪い合う「守り梵天」が本殿の前にたどり着き、周りの群衆がわっと群がってあっという間にお守りがむしりとられたのを見て、
「わー、ようやく盛り上がってきましたかね」と僕が言うと、先ほどのおばあさんが
「そうそう昔はこんなだった」と喜んでいました。
そしてクライマックスの村梵天が始まりました。
鳥居の奥からやってくる声が今までとは違って大きいし人数も多い。
なにより進んでくる勢いが違います。小走りです。
ぼんでんを掲げ地区名を背中に染め抜いた法被を着た男たちの一団が次から次へと参道を抜け階段を駆け上がっていきます。人数に比べ階段の幅が狭いのでぼんてんと男たちがおのずと密集し押し合いへしあい状態になりました。
警官隊もやっと出番が来たようで、我々見物客をしっかりとガードしてくれています。
これぞ「けんか梵天」と興奮しながら見ているとどこかで見た人が駆け抜けていったような気がしました。
我先にと祭殿に入った男衆はそこでお参りをした後、境内に並べられている柵にぼんでんを括りつけていきます。
そこでも小競り合いが発生していました。
参加者の男性が「やれやれ!やっぱりこうでねえと」と言いながら通り過ぎて行きました。



テレビカメラに向かって男性と女性が何か喋っていて、見ると男性は渡辺正行さんでした。
番組の取材のようで何かを手に入れることができて良かったと言っているのでお守りでも取れたのでしょうか。
女性の方はその時は誰だか分からなかったのですがどうやらにしおかすみこさんのようです。
おそらくテレビ東京「いい旅夢気分」のロケのようなので、もしかしたら映り込んでいるかもしれません(放送日も分かりませんし、本当にこの番組のロケなのか裏取りができていませんが・・・)。
かつては怪我人が多数出るとしもあったようで念を入れた警備をしているそうですが、おばあさんたちが話していたように最近は自粛しているのかもしれません。僕は正直だんじりみたいな勢いを期待していたのですが・・・。
それでも手作り感のあるぼんでんはユニークでしたし、江戸時代から続く激しさも少し体験できました。
こういう歴史のあるお祭りや行事があるというのは町やそこで暮らす人たちの誇りになりますし一体感も強まりまると思います。
ずっと続いていってほしいですね。




三吉神社梵天祭り2012動画 ひしめく村梵天
三吉神社梵天祭り2012動画 混乱の村梵天
平成24年梵天祭り・・他の記事はこちら「復興祈願」とこちら「なまはげ太鼓」
/* ----- 秋田市 - 秋田 - 2012 - Nikon D700 ----- */

2012_1_17_12:27
「今年は宮城県気仙沼市からお越しいただいた有志の皆さんからの梵天奉納があります」
小さな雪片が漂う神社の境内。
警官隊による厳重な警備の後ろに立ちながら梵天奉納が始まるのを待っていたときに場内アナウンスがそう告げた。
今年の奉納は震災復興を祈願したものが多いとは思っていたが気仙沼からも参加しているとは驚きだった。
秋田市内の企業による奉納が一通り終わった後、参道沿いに詰めかけた見物客からの拍手の中気仙沼の梵天がやってきた。
梵天自体は他と変らないが、何といっても大漁旗で作られた色鮮やかな法被がひときわ目を引く。
もちろん大漁旗の奉納も後に続いた。
別に僕は気仙沼とは縁もなくここ数カ月の間に何度か訪れただけなのだけれど、集まった人たちからの拍手やガンバレの声を聞いて、少しだけ胸が熱くなってしまった。
2011年12月24日、気仙沼復興商店街がオープンした。
地震や津波で失ってしまった店舗の代わりに銀行跡地などに作られた仮設の商店街だ。
先日のニュースでは気仙沼で震災後初の新造船のお披露目があったとの報道があった。
この梵天奉納でさらなる復興が期待できそうです。
(梵天祭りについては明日の記事で・・・)





平成24年梵天祭り・・他の記事はこちら「ぼんでん、ででんでん」とこちら「なまはげ太鼓」
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