2012年 02月 16日
PHOTO REPORT ~ なまコレ 1・柴灯まつり2012 ~ 男鹿・秋田 |
2012-02-12
藁で作られたケデ(ケラ)、蓑を身にまとい手に包丁を持った姿のなまはげ。
一見同じように見えるなまはげも顔は地域ごとに全て異なっています。
男鹿地域には60余りの地区がありそれぞれでなまはげが行われていて、そのどれも顔が違うのです(なまはげ館に行くと等身大の顔の違うなまはげが約60体、勢揃いしているのが見られます)。
観光ポスターやイラストなどに出てくるなまはげは如何にも鬼々しいのですが、あっさりした「はにわ」のようなものもあれば、帽子をかぶっているもの、ひげ面のもの、丸顔のかわいらしいものなど千差万別です。
共通しているのは頭の角くらいです。ただし真山神社がある真山地区だけは、なまはげは神様の使いと考えられているので角がありません(前回のなまはげ問答に出てくるのが真山地区のなまはげ)。
どれもが手作りで、素朴な温かみの中にえも言われぬ凄味が感じられます。
藁の衣は毎年その年に獲れた稲藁で新調されますが、お面は長い期間使い続けられます。中には数十年も受け継がれているものもあるそうです。
これだけ地区によって顔が違うので、各地区ごとにお面に対するこだわりがあり代々受け継がれていくものだろうと思っていましたが、聞いてみるとそれほどこだわりはないそうです。
作り直す時期に制作担当者がある程度好きに作ることができるとのこと。今までの顔を踏襲するか、それとも新しくデザインしなおすかは自由なのだそうです。ちょっと意外でした。でも多くは同じような顔になるのでしょうね。
なまはげ問答の後「里のなまはげ」紹介が行われ、男鹿地域の代表的な6体のなまはげが次々に神楽殿に現れました。まるでファッションショーの様です。
「なまコレ 2」に続きます。
◎秋田冬の祭り◎
平成24(2012)年横手かまくらまつり・・・
「かまくらの声」
「かまくらまつり 2012」
「かまくらっこ」
平成24(2012)年なまはげ柴灯まつり・・他の記事は、
「なまはげ問答」
「なまコレ2012 1」
「なまコレ2012 2」
「なまはげ柴灯まつり2012」
「なまはげ誕生秘話(参考)」
/* ----- 男鹿市 - 秋田 - 2012 - Nikon D700 ----- */
by kidai_y
| 2012-02-16 18:10
| 写真:日本