2014年 03月 23日
PHOTO REPORT - UMI-TSUNAGU ~10万人の「七ヶ浜人」と共に~ 七ヶ浜@宮城 |
2014-3-15_14:46
「UMI-TSUNAGU」
「うみ-つなぐ」
「うみ」「海」「生み」「産み」
「つなぐ」「繋ぐ」「絆ぐ」
素敵な言葉だと思います。
いろいろな意味があって、そのどれをも含んで、周囲に広がっていくようなイメージですね。
2014年3月15日、宮城県七ヶ浜町中央公民館と、その隣の仮設店舗七の市商店街で、七ヶ浜町の3.11メモリアルイベントが行われました。
そのタイトルが「うみつなぐ」でした。
公民館の中に、震災前の七ヶ浜町を紹介するパネル展示がありました。
今まで見たことがない美しい風景を見ることができました。こういう機会がないと、他の地域から訪れた人にとっては、震災後の風景が町の全てになってしまいます。これも大事な「つなぐ」の一つだと思います。
「(前略)年に一度でもこの想いを形にし、これからも末永く大切に育てていけるような楽しい交流の機会を作りたいと考えました。震災で犠牲になられた方々への鎮魂の想いと共に、体験を次の災害への教訓として、地元の子どもたちや他の地域の方々に語り継ぐ機会にもしていきたいと思います。(攻略)」(チラシの実行委員会の言葉より)
外からの持ち込みイベントではなく、被災地域の人たちが中心になってこういう企画を実行していくことに意義があるんだと思います。
もうひとつ、サブタイトルの10万人について。
各市町村の社会福祉協議会に設置された災害ボランティアセンターを経由して活動した人数は、2014年2月28日の時点で、1,342,700人(岩手県、宮城県、福島県の合計、のべ人数)
そのうち七ヶ浜町では、約80,000人が活動しています。(全体の約0.06%〉
七ヶ浜町民は、約20,000人。
合わせて、100,000人ということです。
社会福祉協議会を通して活動した人数が134万人。
独自活動のボランティアや、義援金や物品購入などの支援をした人の人数を合わせると、もっと膨大な数になるんでしょうね。
「一人一人のできること」が集まって、お互いにつながれば、驚くほど大きくて強い力になるんですね。
/* ----- 七ヶ浜町 - 宮城 - 2014 - Nikon D700 ----- */
by kidai_y
| 2014-03-23 23:19
| 写真・東日本大震災