2007年 03月 19日
ドブロブニク-1 |
ドブロブニク ・ クロアチア / 2003
雪が残るボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボからバスに乗り、いくつも山を越えてアドリア海が見えたときは、なんて青いんだと感動した。これが、「紅の豚」の飛空挺が飛び回っていた空と海か、としみじみ思った。
隠れ家になりそうな小さな島が点在し、ルパンが乗っていそうなフィアット500Lがバスを追い抜いていく。先日までいたベオグラードやサラエボと違い、10年前は内戦をしていた場所とは思えなかった。
ドブロブニクの旧市街も非常にきれいでこじんまりした中世の城塞都市として世界的な観光地になっているが、内戦時に砲撃を受けて破壊されていた。しかしよく見なければ分からないくらい修復されている。
パリかウィーンで会った人に、「ドブロブニクには行った方がよい」と言われていた。ラピュタみたいにそのまま空に飛んでいきそうなくらい、きれいに壁に囲まれている素敵な町だと。
壁は本当にぐるっとつながっていて、上を歩いて一周できるようになっていた。
歩いてみると奇妙に白くて新しい石壁や、真新しく見えるオレンジのレンガ屋根が目に付いた。きっと戦争の傷を修復した跡なんだろう。
by kidai_y
| 2007-03-19 23:55
| 写真:トルコ・モロッコ・欧州