2008年 01月 19日
昼夜・聖俗~澳門(マカオ) |
でも、中に入った時にそれまで外で聞こえていたいろんな物音がすーっとなくなり、静けさに包まれるのはどこも同じだ。僕は教会を見つけると中に入って椅子に座り、静かな空間でぼーっとするのが好きです。中の装飾や建築を見るよりも、教会の空間そのものが好きなのかもしれません。
1軒目は老舗のカジノ・リスボアへ。
荷物チェックとセキュリティーチェックを受けて3階にあるカジノフロアへ進む。
お客さんのほとんどがアジア人。中国人、香港人、マカオ人がほとんどだった。
人気があるのが「バカラ」と「大小」というゲーム。結構盛り上がっているのは「バカラ」だけど、ルールがさっぱり分からないので、単純な「大小」をやってみた。
サイコロを3つ振って、10以下なら小、11以上なら大。数字の組み合わせでいろんなバリエーションがあるとはいえ、基本的には大か小かの2択。当たれば賭け金が倍になって戻ってくる。
僕は肝が小さいので100HK$チップを3枚だけ交換して、30分くらい様子を見た後に賭けてみた。ちなみに100HK$は約1500円。1番小さいチップは50HK$で、ほとんどのテーブルは最小掛金100HK$以上となっている。
30分くらい増えも減りもしない状態が続き、勝負を終わらせて次のカジノに行きたかったで最後の100HK$チップを「7」に置いてみた。当たれば14倍。
出た目は7。思わずガッツポーズしてしまった。
ディーラーが手早くチップをさばき、賭けた100HK$と、当千金1400HK$が積み上げられ(といってもこんな金額ではたいしたことないが)、僕の方へ滑ってきた。気持ちいいものだ。
しかし、冷静にこれで切り上げ即換金。1500HK$の現金を受け取ると、やっとお金を賭けて遊んでいたことを実感した。チップだと分からなくなってしまう。
フロア出口で再びセキュリティーチェックを受け、2階へ降りた。
そこに広がるのは宝石屋や洋服の仕立て屋、高級酒屋などの煌びやかな世界。
かなりひいた。
いかにもアジアンな作りに笑ってしまった。
そしてきらきら光る店が並ぶ通路をすいすい歩き回っているのが、きれいなお姉さんたちだ。
アジア系だがバンコクのゴーゴーバーなどにいるようなお姉さんとは違う雰囲気で、なんだか日本のホステスさんのような印象だった。
そんな分かりやすい誘惑の隙間を縫うように歩き、やっと外への出口にたどり着き、2つ目のカジノへ。
写真にある新リスボアホテル。
薄暗くて狭いカジノリスボアとは違い、オープンしたてのこちらのカジノは明るくてとにかく広かった。さきほどの30倍くらいはありそうだ。ステージではいろんなショーが行われ、ずらっと並んだテーブルには大勢の人垣ができていた。ラスベガスのカジノに近い雰囲気。
やはりここでも大小のテーブルへ。今度は500HK$をチップに換えてスタート。
しかし20分ほどでなくなってしまった。まあこんなものだ。
見てると、本当についている人はいるもので、かなり高額のチップをかけ次々に大小を当てている女性が何人かいた。でもどの人もやめ時を知っているようで、博打というのは引き際が肝心なんだと思った。もちろん、金を賭けるという度胸もなければいけないのだが。
ちょっと増えた香港ドルだが、僕にとっては結構この金額が大きかったようで、予想外にHK$を余らせて帰国してしまった。
両替必要な方、ご連絡ください。
僕にとっては2日分の費用です。人によっては1泊分にもならない金額です・・・。
注 マカオには「パタカ」という通貨がある。しかし香港ドルが同価値で流通しているので香港ドルで旅行ができる。でもパタカは香港では使えません。
( 01 / 2008 / Macau )
by kidai_y
| 2008-01-19 02:23
| 写真:香港