アジアのカケラ

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PHOTO REPORT ~ ぼんでん、ででんでん ~ 三吉神社・秋田

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朱や黄の晴れ着を纏い真っ赤な山高帽にねじり鉢巻きを締めた円筒形のモノが「じょやさ!じょやさ!」の掛け声とともに法被を着た男たちによって高く掲げられ、細かな雪の舞う神社の参道を進んでいく。
階段を登り切った祭殿の前で時折男たちは互いに押し合うようにぐるぐる回りながらさらに高くそれを掲げた。


秋田県内で江戸時代の頃から行われている神事「梵天祭」
神様が降りる依代(よりしろ)である「ぼんでん」にその年の願いを込め、かつては村ごとに(現在では法人・団体なども奉納している)男衆がホラ貝を吹き梵天歌を歌いながら村を練り歩いた後、土地の神社に先陣争いをしながら奉納するという祭りです。
祭りが始まったころは竿の先に御幣を付けたような簡素なものだったが、今では冒頭の説明のように派手な梵天になっています。

秋田駅から30分ほどの所にある太平山三吉神社では2012年1月17日に梵天奉納が行われました。毎年1月17日と決まっているのです。
三吉神社の御神体(三吉霊神)は「力」や「勝負」の神様であるため、御祭神の御利益にあやかろうと秋田県内でも特に梵天の先陣争いが激しいことで知られていて、「けんか梵天」とも言われているようです。
それをものがたるように、梵天が通る参道や階段には警備の警官隊がずらりと並んで見物客をがっちりと押えていました(祭りが混乱した場合は見物客を暴れ梵天から守るためですね)。最初は何事か事件でもあったかと思ったくらいです。


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今年は秋田市の積雪も多いらしく三吉神社にも雪が積もっています。
じっと立っていると足元の冷たい空気にじわじわと身体が包まれてしまいます。
最初は企業や団体による梵天奉納が続きました。
ベテランによる梵天歌や男衆の掛け声はあるものの、物々しい警備など必要無いくらい大人しく進んでいきます。
本当はピンと天を突かないといけないはずのぼんでんが横になってしまって、保存会の方に「立てろ~!」と言われてしまうグループもあるくらいです。

隣で見ていた地元の御老人たちが「大人しいなあ」と話していたので聞いてみると、昔はこんなものではなくてもっと勢いもあったとのことでした。
「ちぎょう(企業)さんだからあまり暴れられねんだ~」などと笑っているので、
「さっき保存会の方に聞いたら、守り梵天や村梵天になると激しくなると言ってましたけど、この分じゃどうでしょうね」と僕も一緒に笑ってしまいました。

その間にも保育園の園児たちが「じょやさ~」とかわいい声を張り上げながら警官隊の前を歩いて行きました。


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ようやく、ぼんでんの周りに付いた三角のお守りを見物客が奪い合う「守り梵天」が本殿の前にたどり着き、周りの群衆がわっと群がってあっという間にお守りがむしりとられたのを見て、
「わー、ようやく盛り上がってきましたかね」と僕が言うと、先ほどのおばあさんが
「そうそう昔はこんなだった」と喜んでいました。


そしてクライマックスの村梵天が始まりました。
鳥居の奥からやってくる声が今までとは違って大きいし人数も多い。
なにより進んでくる勢いが違います。小走りです。
ぼんでんを掲げ地区名を背中に染め抜いた法被を着た男たちの一団が次から次へと参道を抜け階段を駆け上がっていきます。人数に比べ階段の幅が狭いのでぼんてんと男たちがおのずと密集し押し合いへしあい状態になりました。
警官隊もやっと出番が来たようで、我々見物客をしっかりとガードしてくれています。
これぞ「けんか梵天」と興奮しながら見ているとどこかで見た人が駆け抜けていったような気がしました。

我先にと祭殿に入った男衆はそこでお参りをした後、境内に並べられている柵にぼんでんを括りつけていきます。
そこでも小競り合いが発生していました。
参加者の男性が「やれやれ!やっぱりこうでねえと」と言いながら通り過ぎて行きました。


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テレビカメラに向かって男性と女性が何か喋っていて、見ると男性は渡辺正行さんでした。
番組の取材のようで何かを手に入れることができて良かったと言っているのでお守りでも取れたのでしょうか。
女性の方はその時は誰だか分からなかったのですがどうやらにしおかすみこさんのようです。
おそらくテレビ東京「いい旅夢気分」のロケのようなので、もしかしたら映り込んでいるかもしれません(放送日も分かりませんし、本当にこの番組のロケなのか裏取りができていませんが・・・)。



かつては怪我人が多数出るとしもあったようで念を入れた警備をしているそうですが、おばあさんたちが話していたように最近は自粛しているのかもしれません。僕は正直だんじりみたいな勢いを期待していたのですが・・・。

それでも手作り感のあるぼんでんはユニークでしたし、江戸時代から続く激しさも少し体験できました。
こういう歴史のあるお祭りや行事があるというのは町やそこで暮らす人たちの誇りになりますし一体感も強まりまると思います。
ずっと続いていってほしいですね。


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三吉神社梵天祭り2012動画 ひしめく村梵天



三吉神社梵天祭り2012動画 混乱の村梵天



平成24年梵天祭り・・他の記事はこちら「復興祈願」とこちら「なまはげ太鼓」


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by kidai_y | 2012-01-31 22:13 | 写真・東日本大震災

PHOTO REPORT ~ 復興祈願 ~ 三吉神社・秋田

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2012_1_17_12:27



「今年は宮城県気仙沼市からお越しいただいた有志の皆さんからの梵天奉納があります」

小さな雪片が漂う神社の境内。
警官隊による厳重な警備の後ろに立ちながら梵天奉納が始まるのを待っていたときに場内アナウンスがそう告げた。
今年の奉納は震災復興を祈願したものが多いとは思っていたが気仙沼からも参加しているとは驚きだった。

秋田市内の企業による奉納が一通り終わった後、参道沿いに詰めかけた見物客からの拍手の中気仙沼の梵天がやってきた。
梵天自体は他と変らないが、何といっても大漁旗で作られた色鮮やかな法被がひときわ目を引く。
もちろん大漁旗の奉納も後に続いた。
別に僕は気仙沼とは縁もなくここ数カ月の間に何度か訪れただけなのだけれど、集まった人たちからの拍手やガンバレの声を聞いて、少しだけ胸が熱くなってしまった。


2011年12月24日、気仙沼復興商店街がオープンした。
地震や津波で失ってしまった店舗の代わりに銀行跡地などに作られた仮設の商店街だ。

先日のニュースでは気仙沼で震災後初の新造船のお披露目があったとの報道があった。


この梵天奉納でさらなる復興が期待できそうです。


(梵天祭りについては明日の記事で・・・)


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平成24年梵天祭り・・他の記事はこちら「ぼんでん、ででんでん」とこちら「なまはげ太鼓」


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by kidai_y | 2012-01-30 20:26 | 写真・東日本大震災

旅ブログ ~ アジアのかけら2011_中国雲南省編 05~ 更新しています

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旅ネタのブログを更新しました。
2011年のアジア旅行後半、中国雲南省編5回目。
棚田は日本にもフィリピンにもあります。
元陽の棚田はとにかく広い。
一体どれだけの年月がかかったのでしょうか?


今回の更新は「中国雲南省の旅2011後半、元陽」です。


アジアのかけら」にて。
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by kidai_y | 2012-01-28 21:31 | お知らせ

Photo Stream ~ 西高東低が・・・ ~ 越前海岸・福井

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2011_12_31_13:43



大陸からの冷たい風と激しい波が押し寄せる冬の越前海岸。

海を渡る間にたっぷりの湿気を含んだ北北西の風は北陸を中心にして日本海側一帯に雪を降らせ、岩場に激しくぶつかる高波が海水に含まれる植物性プランクトンから出る粘液を撹拌し白い泡となる波の花は、冬の風と波が作りだす北陸の風物詩です。

しかしもう1つ、冬の風と波はやっかいなものを福井の海に届けてくれるのです。


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蟹ではないですよ。


連日砂浜に大量に打ち上げられる、ゴミ、ゴミ、ゴミ。
プラスチックの空き容器、空き瓶、魚網、浮き、ポリタンク、漁船の電球、木片・・・。
時には難破した船の破片のようなものまでが散らばっています。

その9割は、日本語以外の文字が書かれています。
ハングル文字と中国語です。
韓国には行ったことがないので分かりませんが、中国などは結構平気でゴミを道端だけでなく川や海に捨てるので、そんなものが集まって流れ漂い、最終的に辿り着くのが日本の浜辺なんですよね。
これを見ていると、先日モーターも何もない北朝鮮の漁船が壱岐近海で保護されたりするのも理解できます。

例えば他人が自分の家の敷地内にゴミを捨てた場合、廃棄物処理法違反などの罪に問われてしまいます。
これは国境を越えてきたゴミには適用されないのでしょうか?
まあ、本当に日本国外から来たゴミだと証明するのは難しいでしょうけれど、なんだかやり切れませんね。
もしかしたら、太平洋側の町から流れ出たものが太平洋を越えてハワイやオセアニアの島々に流れ着いているかもしれません。
実際、震災瓦礫がハワイに、さらにはアメリカの西海岸に到着する可能性もあるようですし・・・。


日本海に沈む美しい夕日。
一年中綺麗な砂浜で見たいものですね。



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/* ----- 越前海岸 - 福井 - 2011 - Nikon D700 ----- */
セイコウトウテイ / スネオヘアー


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by kidai_y | 2012-01-27 19:38 | 写真:日本

PHOTO REPORT ~ 雪の小豆浜 ~ 七ヶ浜・宮城

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2012_1_22_11:01



七ヶ浜町の小豆浜。
宮城県内では有名なサーフポイントの1つです。

たとえ凍りそうな気温でも、空から雪が舞っていても、砂浜が雪に覆われていても、サーファーの皆さんの波に乗りたい気持ちは変わらないんですね。
僕が浜辺にいたのはほんの短い時間でしたが(寒いので・・・)、その間にも次々とサーフボードを抱えた人が海へ入っていきました。
ドライスーツという、下に服を着ていても水に濡れない冬用のスーツを着ているとはいっても間違いなく寒いし、海水は冷たいはず。頭がむき出しだとそこから体温が奪われて、気分が悪くなってしまうこともあるのだそうです。

若い頃少しだけサーフィンを経験したことがあります。
さっぱり立てずボードの上に座ってぷかぷか浮いているだけでしたが、岸からちょっと離れただけで周りを海に囲まれたような開放感に包まれますし、波のうねりに身を任せているとそれだけで気持ち良かったのを覚えています。
でも冬の冷たい海ではその心地よさもあまり感じられない気がします・・・。

こうして見ていると、ここが津波の被害にあった場所だなんて思えないですね。
戻れるところから少しずつ、でも確実に元の姿に近づいていますよ。



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/* ----- 七ヶ浜町 - 宮城 - 2012 - Nikon D700 ----- */





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by kidai_y | 2012-01-26 20:24 | 七七支援隊

PHOTO REPORT ~ タップ!・第8回七里ガ浜発七ヶ浜復興支援隊 2 ~ 七ヶ浜・宮城

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2012_1_22_11:37



 タップダンスを実際に目の前で見るのは初めてでした。

 北野武監督の映画「座頭市」の中で農民がタップのリズムで農作業をする場面を観た時、ダンスといってもなんとなく音楽みたいな印象を受けたのですが、その通りタップダンスは音楽でした。

 七里ガ浜発七ヶ浜復興支援隊の活動は餅つきのほか、仮設住宅でタップダンスのワークショップも行われました。
 鎌倉在住のタップダンサーなつこさんと支援隊のコラボ企画で、東京から有名タップダンサーの浦上雄次さんも参加しました(浦上さんは「座頭市」にダンサーとして出演されています)


 中学校の仮設住宅の集会場では子供たちが初めてのタップダンスに挑戦。
 金属製の靴底を布に貼り付けそれをまるで草鞋のように足に結わえる練習用の即席タップシューズを履き、コツコツと音を響かせながら「ドレミの歌」などを踊っていました。
 ダンスなので足の動きや身体の振り付けもあるのですが、単純に足踏みして音が鳴るだけで楽しくなりますね。

 先生たちのタップを見ていると、リズムと靴音による掛け合いはダンスでお互いに会話をしているように見えました。だから音楽のように感じるのでしょうね。


 午後からは、先月クリスマスリース作りをした湊浜集会場へ移動しました。
集まってくれた仮設住宅に暮らすおばさんたちは、リース作りや「しらす丼」の炊き出しのことはもちろん、それらの活動が鎌倉の七里ガ浜から来た人たちが行っていることも御存じでした。また、江ノ電SKIP号の車内に孫の絵が飾られたのよと仰るおばさんもいました。
 昨年6月から続けている支援隊の活動が七ヶ浜の方たちに浸透しているのですね。

 七里ガ浜と七ヶ浜の、人と人との交流はこれからもずっと続いていくと思います。


 七里ガ浜発七ヶ浜復興支援隊、七ヶ浜町についての記事はこちらにまとめてあります。


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雪かき支援もありました


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七里ガ浜発 七ヶ浜復興支援隊の活動の様子は →こちら

七里ガ浜発 七ヶ浜復興支援隊の公式ブログサイトは →こちら


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by kidai_y | 2012-01-24 20:45 | 七七支援隊

PHOTO REPORT ~ お餅つき・第8回七里ガ浜発七ヶ浜復興支援隊 1 ~ 七ヶ浜・宮城

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2012_1_22_11:53



 前日(21日)から降り始めた雪は夜半に勢いを増し、東北道の福島以北の東北自動車道や宮城県内の自動車道をことごとく通行止めにした。
 白河から国道4号線をひた走り七ヶ浜町へ到着した「七里ガ浜発七ヶ浜復興支援隊」の8回目の支援活動が22日、宮城県七ヶ浜町内の数か所の仮設住宅で行われました。

 中学校のグラウンドに作られた仮設住宅では、除雪支援と「餅つき」の炊き出しでした。
 どんどん蒸し上がるもち米。
 勢いよく湯気が立っている蒸し上がったもち米を臼に移し、交代で杵でついていくととろけるような柔らかいお餅になっていきます。まるで飲んでしまえるような柔らかさでした。
 きなこ、あんこ、海苔醤油、お汁粉の他、仮設住宅に住んでいる方から手作りのずんだ餡や、七ヶ浜で採れた海苔で作った焼海苔、差し入れの甘酒などで、周りに雪が残る寒さのなか集まった大勢の七ヶ浜の方たちのお腹も気持ちも温まったのではないでしょうか。

 子供たちも代わる代わるお餅をついていました。
 1人では重い杵を持てないので兄妹2人で一緒に持ったり、支援隊のメンバに支えてもらったりしながら「ペタンペタン」というよりも「ペチペチ」といった調子でお餅つきを楽しんでいました。
 最近は家でお餅を作ることは少なくなりましたし、作ったとしても餅つき機を使う家庭が多いと思います。
 今回のような経験は子供たちにとっては普段できないようなことなので思い出に残るでしょう。
 また、ただ貰うだけの炊き出しではなくみんなで一緒に作業しながら美味しいものを作って食べるということは、支援する側とされる側の一体感が生まれますし、ものを通じての交流ではなく人と人同士の繋がりができる気がしました。

 ちなみに僕も随分久しぶりに餅をつきました。
 一発目はちょっと脇に当たり、ペタンではなくカツンという音が・・・。
 コツは力を入れすぎず餅つきの主導権を杵に任せることですね。

 (続きは明日です)

 七里ガ浜発七ヶ浜復興支援隊、七ヶ浜町についての記事はこちらにまとめてあります。


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by kidai_y | 2012-01-23 22:26 | 七七支援隊

MOBILE REPORT 〜津軽海峡冬景色 2012 〜龍飛崎・青森

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青森県の角のような2つの半島の左側、津軽半島の先端にある龍飛岬。

津軽海峡を挟んで対岸には北海道の函館半島が見えます。

今年は雪が多いそうですが、訪れた日はとても良い天気でした。こちら側も雪があるけれど、北海道側の方が青く霞んで見えるせいで余計に雪深い土地に見えました。

展望場所にはボタンを押すと「津軽海峡冬景色」が大音量で流れる記念碑があり、僕の他に誰もいないのに気恥ずかしくなってしまいました。

ここには他に階段国道というものもあります。
国道399号線が岬の両側先端で途切れていて、階段で繋がっているのです。
崖で高低差がありすぎるためです。
歩いては通れますが、車は通行不可能。今は冬季閉鎖中で歩いても無理です。

龍飛岬、端っこ好きには堪らない場所でした。



/* 外ヶ浜町 / 青森 / 2012 / docomo P04-A */
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by kidai_y | 2012-01-19 21:34 | 写真:日本

MOBILE REPORT 〜不老不死と不老長寿〜深浦・青森

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不老不死と不老長寿とどちらを選ぶ?と問われたら、不老長寿かなぁ。

いつまでも歳を取らないのは体力の衰えを気にせずに活動できるので魅力的です。

でもそのまま永遠に生きてい続けられるかと考えると、無理だと思う。
関わったり好きになったりした人と、多分時間を共有できない気がするからです。
それでは長く生きて色々なものを見て、経験して、感じても意味がない気がします。

だから終わりが見える、若しくは時間を決められる不老長寿の方がいいです。


写真は青森県津軽半島の日本海側付け根辺りにある不老不死温泉。
海の際の露天風呂です。

ちなみに秋田の男鹿半島には徐福伝説があるんですね。



/* 深浦市 / 青森 / 2012 / docomo P04-A */
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by kidai_y | 2012-01-18 23:10 | 写真:日本

PHOTO REPORT ~ 猪苗代そば ~ 猪苗代町・福島県

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2011_12_30_13:20



やや白っぽくて光に透けるほど細いが、コシがありしっかりとした歯ごたえを味わうことができる蕎麦。
一見すると軽そうに思えるが意外と満腹感がある。

福島県猪苗代町木地小屋地区にある「手打ちそば処 おおほり」のお蕎麦は一度食べると、そのコシとのど越しの良さが忘れられなくなる、そんな魅力のある蕎麦だ。
平安時代後期から鎌倉時代の遺跡から蕎麦の実が見つかるほど昔から、猪苗代の辺りでは蕎麦の生産が行われてきた。500~600メートルの標高がもたらす涼しい気候が蕎麦栽培に適していたこともあり、今では福島県内で一番の作付面積を持つまでになった。もちろん、磐梯山麓の美味しい水も猪苗代のそば作りには欠かすことができない。

木地小屋地区には何件か民家を利用したような蕎麦屋が集まっている。
その中でも「おおほり」は明治初期に建てられた家を改築しており、天井の高い木造の古い民家で自家製100%の手打ち麺を味わうことができる。
ちなみに移転前の店舗もやはり古い民家で、戊辰戦争の時に付いた槍の傷跡が残っていたそうだ。

雪が舞い時には地吹雪が吹く寒い季節に、暖かい部屋で冷たいお蕎麦を食べる。
それほどお金のかからない、ちょっとした贅沢な時間だと思います。

普段はうどん派の方もたまには冷たいお蕎麦は如何ですか?



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冷たい山菜そば。一枚目の写真は天盛りそば(つゆは温かい)

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築100年以上の建物だがとても綺麗。雪に赤い屋根が映えます。



「本格手打ちそば処 おおほり本店」
住所 福島県猪苗代町木地小屋
電話 0242-67-1566
時間 10:00~17:00
定休 木曜日(確認して下さい)

もりそば(680円)、天盛りそば(1,370円)、山菜そば(840円)など。
お餅も美味しいそうです。

ホームページはこちら



/* ----- 猪苗代 - 福島 - 2011 - Nikon D700 ----- */





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by kidai_y | 2012-01-13 22:42 | 写真・東日本大震災