アジアのカケラ

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PHOTO REPORT ~ 御当地キャラ、ゆめちゃんと一本松 ~ 陸前高田@岩手

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2012-3-8_12:26



 岩手県陸前高田市の一本松。
 海を背にすらりと立つ印象的な姿は、陸前高田市や岩手県にとどまらず、一時はおよそ16mの津波にも耐えたことから復興を想起させ被災地全体を象徴するシンボルとなっています。
 例えば、2012年3月5日から募集を開始している、財務省が発行する「記念金貨・銀貨つき復興応援国債」。
 3年間保有した人が貰える硬貨の裏面には「一本松」がデザインされています。3年後に残高1,000万円で金貨1枚、残高100万円で銀貨1枚なので、なかなか手は出ません・・・。

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 そんな一本松ですが、様々な延命治療が施されましたが残念ながら海水により根が腐り立ち枯れてしまっていて、このままではいずれ倒木してしまう状況です。
 陸前高田市は復興を語り継ぐためのモニュメントとして一本松に防腐処理を施し保存することを決めました。現地で保存するのか場所を移すのかは今後検討を行っていくとのことです。
 9千万円以上になると予想される防腐処理費用等は、市が「フェイスブック」のページを通じて国内外から資金を募ることになるそうです。フェイスブックを通じて市の特産品も販売し、最終的には100店舗からなるオンラインショップを計画しています。
 明確に目的を持ってフェイスブックを利用すれば、口コミで情報が広まるのは早いですし、海外からの資金も集めやすいと思われます。一本松の保存資金を集めるだけではなく、陸前高田市の特産品販売を行うことは行政主導型の市場や販路の開拓ということになります。
 自治体による地域経済振興の1つの試みとして、今後が楽しみですね。

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 さて、陸前高田には「一本松」の他にもう1つ(1人?)キャラクタがいます。
 その名は「たかたのゆめちゃん
 シルエットなど大人の雰囲気で表現される一本松とは対照的に、パステルカラーの丸くてかわいいキャラクタです。 
 陸前高田の未来を担う子供たちの夢や希望を後押しする応援団長として、そして陸前高田復興のシンボルとして誕生しました。特定非営利活動団体 陸前高田市支援連絡協議会 Aid TAKATA が「夢☆キャラプロジェクト」全国から公募したものです。

 一本松のシルエットは先ほどの復興国債特典硬貨のほか、陸前高田市内の生産者が販売する商品のパッケージに使用されています。また様々な一本松グッズを市内で製造しています。
 「たかたのゆめちゃん」も色々なキャラクタグッズが作られ、販売されています。
 
 シンボルマークやキャラクタによって陸前高田市や被災地の復興がイメージしやすくなれば、時間が経っても他の地域からの注目が集まりやすいですし、全国への情報発信も幅が広がります。

 「たかたのゆめちゃん」もこれからがんばって被災地応援キャラクタとしてではなく、「ひこにゃん」や「くまモン」「にしこくん」「ホヤぼーや」のように、陸前高田発の御当地キャラクタとして全国で活躍できるようになってほしいですね。


/* ----- 陸前高田市 - 岩手 - 2012 - Nikon D700 ----- */



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by kidai_y | 2012-07-03 22:13 | 写真・東日本大震災

アジアのかけら~私たちにいまできること~ 17. 理由

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2011_05_18_12:16





「これだけぎょうさんの人でやるからできるんやろのう。こんなもん1人とか2人やったら手をつけるのも嫌んなるざ」
 丸顔の男性が言った。
「ほうやのう」と隣の男性が目の前の田んぼを見ながら相槌をうった。

 殆ど雲がない青空が広がり、屋根瓦や様々な漂着物、水で腐った衣類や毛布などが散らばった田んぼには強い日差しが降り注いでた。
 2km程先には海が見えた。そこからこの田んぼまで建物は何1つなかった。半壊した家が傍に残ってる。
 緑色のビブスを着けた10人の男女が1つ1つ、落ちている異物を取り除いていた。
 ビブスの背中には「チームふくい」と書かれていた。
 ほんの3日前に集まったばかりなのに皆さんとてもチームワークが良く、一緒に協力して手際よく作業を進めていた。休憩時間や食事のときも和気藹々とお話をされていたのが印象的だった。

 どうして参加されたんですかと聞くと、
「震災後から何かしたいと思っていて、県がボランティアバスを出してるというので参加した」
と答える方が多かった。
「2004年の水害の時に一乗谷で泥かきをしたことがありますが、県外で活動するのは初めてです」と僕が言うと、「ああ、そうですか。私はそこに住んでいる者です」と言った男性がいた。
 その人は安波賀に住んでいて水害の時はお宅も水がついたそうだ。当時も市内からはもとより全国からボランティアの方々が来てくださり大変お世話になったので、今回はその恩返しの意味もあって参加したのだそうだ。
 1997年の原油流出事故を引き合いに出す方もいた。


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2011_05_18_11:11


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2011_05_18_11:15




 各地のボランティアセンターでも神戸を始め関西圏から参加されている方が多くいた。駐車場に停まっている車も関西ナンバーを多く見かけた。聞いてみるとやはり、阪神大震災の時全国の皆さんに助けていただいたから、という理由でやってきた方ばかりだった。
「自分が西ノ宮で被災したときは自分と自分の周りの人のことで精一杯だったから、ボランティアの方々が大勢近くで手伝ってくれていたことに全然気が付かなかった。こうして今ここへ来て、ようやく自分たちが当時はたくさんの人たちに助けられ、支えられていたのだということを実感しました」
 阪急電鉄の運転手だという男性はそう言っていた。

 何かしたいから来た。
 助けられたから恩返しがしたくて来た。

 とても単純だけれど、誰にでも持つことができる、とても大切な理由だと思う。
 そして多分、場所が変わったとしても時代が変わったとしても、この気持ちがあればずっと繰り返しお互いを助けていくことが可能な、とても素敵な気持ちだと思った。


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2011_05_18_10:51




/* ----- 陸前高田市 - 岩手 - 2011 - Nikon D700 ----- */


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by kidai_y | 2011-07-13 22:16 | アジアのかけら~いまでき~

PHOTO REPORT ~ 花が咲く頃には  陸前高田・岩手 ~

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岩手県陸前高田市矢作町で、津波の被害を受けた田んぼの塩害を軽減するためにヒマワリとトウモロコシの種を植える活動が行われています。

6月4日、5日に住民とボランティアの方が協力して種まきをする予定です。

花は何でもない風景に彩りを加えます。

その色が周りを明るくしてくれます。

今年の夏には一面のヒマワリが見られるでしょうね。




~参考~
陸前高田、被災地をヒマワリ畑に 住民ら種まき(河北新報_20110530)

田畑の塩害軽減へヒマワリの種募集…福井のNPO(YOMIURI ONLINE_20110530)



/* ----- 陸前高田 - 岩手 - 2011 - Nikon D700 ----- */


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by kidai_y | 2011-05-30 23:16 | 写真・東日本大震災

PHOTO REPORT ~ 続けていくこと  陸前高田市・岩手 ~

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2011_05_18_10:54



専門的な支援活動にせよ、ボランティア活動にせよ、続けていくことが大切です。

ニュース報道でも言われていますが、ゴールデンウィーク時期はボランティアに参加する人数がとても多かったのですが、連休終了とともに人数が半分以下に減りました。

被災地の方も、ボランティアの皆さんの人数が減ってきているのを心配していました。
今もなお様々な作業において人手が足りず、1人でも多くの協力が必要な状況が続いているのです。

現在は道路や鉄道の状況が幾分改善されて、被災地へ向かう移動手段を確保しやすくなっています。
また個人はもちろん、福井県のように自治体が災害ボランティアを募集して被災地へ派遣する制度を実施している団体も増えています。

こうして継続した支援が行われることで少しずつ復興が進んでいくのです。



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田んぼの漂流物の除去作業中。

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除去終了後の田んぼ。


/* ----- 陸前高田市 - 岩手 - 2011 - Nikon D700 ----- */


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by kidai_y | 2011-05-23 23:48 | 写真・東日本大震災

PHOTO REPORT - チーム福井  陸前高田市・岩手 -

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岩手県陸前高田市にいます。

津波の被害が激しく、海側の町が丸ごと無くなってしまっています。
5階建てマンションの4階の窓ガラス全て津波により破壊されていました。

この町には福井県から派遣されたボランティアチームが入り、介護と一般(泥かき)に分かれて継続的に活動を行っています。

今日の一般チームは田んぼの中に散らばる漂流物の除去を行っていました。
暑い中一生懸命作業し、食事の時は和気藹々としていて、数日前に初めて会った人同士なのに既に1つのチームのようでした。
参加者の1人が「こっだけのことは皆でやるからできるんやろのぅ。1人では、やる気も起きんざ」と言っていたのは本当のことだろうと思います。


ボランティアをしたいけれど行く手段がなかったり、何処へ行ったら良いのか
分からない方にとって住んでいる自治体が手配してくれるシステムは都合が良いものだと思います。

福井県からは主に岩手県陸前高田市と宮城県石巻市に派遣されています。
登録しても希望者が多いようでなかなかすぐには参加出来ない状態だそうですが、興味のある方は福井県男女共同参画課へ問い合わせてみてください。

福井以外の自治体でも同様の活動は行われていると思います。




/* 陸前高田 / 岩手県 / 2011 / docomo P04-A */
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by kidai_y | 2011-05-18 21:57 | 旅:中継