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PHOTO REPORT ~ 七ヶ浜漁師セット ~ 七ヶ浜@宮城

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2014-1-20_9:16


 3月15日に七ヶ浜町で行われた3.11メモリアルイベント「うみつなぐ」
 震災以降継続的に支援活動をしている長野のボランティア団体の「ひんのべ汁」や、七ヶ浜のお母さんが作った「わかめのお吸い物」などのご当地料理が振る舞われました。

 その中でも絶品だったのが、「生わかめのしゃぶしゃぶ」と「白魚の天ぷら」。
 「生わかめのしゃぶしゃぶ」は、色が茶色からきれいな緑色になるまで、わかめを10秒ほどお湯でしゃぶしゃぶして、ポン酢や出し汁を付けて食べる、至ってシンプルな料理なのですが、美味い。
 わかめ自体が、とても美味しいのです。
 肉厚で、茎?の部分も含めシャキシャキとした歯ごたえがあり、噛みしめるほどにじんわりと海の旨みが口の中に広がっていきます。 
 今までのわかめに対する見方が変わってしまいました。

 あまりに感動したので、生わかめだけを譲ってもらい、家でもしゃぶしゃぶをしました。わかめと、豆腐と、ネギ。
 美味しいわかめは、主菜になるのです。
 
 
 「白魚の天ぷら」は、柔らかくてふわふわした白魚の食感が絶妙でした。
ほのかに白魚の甘みを感じることができます。目が黒い新鮮な白魚を食べることができるのも、海がある漁師の町ならではですね。

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 そんな、生わかめや白魚を、通販で購入することができるようです。
 七ヶ浜の漁師さんたちが、獲れたての海の幸を直送で届けてくれる「七ヶ浜 漁師の名物セット」です。
 興味のある方は、問い合わせをしてみてください。


 宮城県宮城郡七ヶ浜町・菖蒲田浜漁港産直
 『七ヶ浜 漁師の名物セット』
  ◯春の天ぷら『白魚・わかめ・あわび塩』セット(3月~5月)
    白魚500g/生わかめ500g
    あわび塩1袋/調理レシピ
    ※白魚は遠方、一部の地域は冷凍でのお届けになります。

  ◯海の幸満喫『ワタリガニ・あわび』セット(5月~8月)
    ワタリガニ(子持ち)約1kg(3~4匹)
    あわび約200g(2個)/調理レシピ

  ◯各限定50セット
    全て一律6,500円(送料。消費税込)
    まとめて2セット購入で12,500円(500円お得)

  ◯ご注文承り期間 
    春の天ぷら『白魚・わかめ・あわび塩』セット
     2014年3月末日まで
    海の幸満喫『ワタリガニ・あわび』セット
     2014年5月末日まで
    各注文期間は変更になる場合がありますので、必ず事前にメールで問い合わせてください。
    FAX : 022-357-2057
    E-mail : bokkeclub@gmail.com

 ◯申し込み項目
  注文するセット名 『 (ここに記入) 』 
  注文数 『 (ここに記入) 』
   〈春の天ぷら『白魚・わかめ・あわび塩』セット(3月~5月)〉
   〈海の幸満喫『ワタリガニ・あわび』セット(5月~8月)〉
   〈お得な「まとめて2セット」〉
  名前(注文者及び発送先) 『 (ここに記入)  』
  (フリガナ) 『   』
  住所(注文者及び発送先) 『 (ここに記入) 』
  電話番号(注文者及び発送先) 『 (ここに記入) 』
  E-mailアドレス 『 (ここに記入) 』 
  お支払い方法 『 (ここに記入) 』(下記どちらかの方法を選択)
      〈商品代引(代引手数料400円が別途必要です)〉
      〈事前振込〉
  配達希望・曜日 『 (ここに記入) 』、時間帯 『 (ここに記入) 』
      〈曜日〉希望なし or 平日(月~金) or 土・日・祝日
      〈時間帯〉午前中・12時~14時・14時~16時・16時~18時・18時~20時・20時~21時

  お届け先が異なる場合は、お届け先の名前、住所、電話番号
   お届け先名前 『 (ここに記入) 』
   (フリガナ) 『 (ここに記入) 』
   お届け先住所 『 (ここに記入) 』
   お届け先電話番号 『 (ここに記入) 』

 上記申込内容の『 (ここに記入) 』内を埋めて、注文メールにコピー&ペーストすると便利です。


 ◯代金振込み先
  (郵便局から)
   【記号】18130
   【番号】26264361
   【名前】スズキナオヤ
  (銀行から)
   【店名】八一八(ハチイチハチ)
   【店番】818
   【口座番号】普2626436
   【口座名義】スズキナオヤ

  ※ お振り込みの場合は、お申込みから1週間以内のご入金をお願い致します。確認が取れ次第、お届け期間中に随時商品を発送致します。
  ※ 水揚げのない日があるため、お届け日の指定はできませんのでご了承ください。到着時間帯はご指定いただけます。
  ※ 商品は発泡スチロール箱に詰めて冷蔵でお届けいたします。なるべくお届け日にお召し上がりください。
  ※ 商品発送前に、宮城県の放射性物質調査(漁業協同組合)にて、安全性が確認されたものを発送いたしますのでご安心ください。

 ◯販売者 
   七ヶ浜ぼっけ倶楽部 七友会
   代表 鈴木直也(鈴政丸)・伊丹義徳(幸栄丸)・マルトホシ水産・佐藤鮮魚店
   〒985-08113
   宮城県宮城郡七ヶ浜町湊浜2-10-1 応急仮設住宅3-4号 

 

 以下は、チラシに書かれている言葉です。 
 ~~~
 3.11東日本大震災が起き、家・船・漁具、何もかも失い途方にくれる毎日。
 でも、「また海に出て漁をしたい!」「やるしかねーべ。七ヶ浜魂見せてやっぺ!」
 そんな想いで踏ん張って、半年後にようやく船が完成しました。不安を抱えながらの漁の再開。でも海に出っと、「やった!魚は海に戻ってきてる」と手ごたえを感じ、思わず涙が出た。
 「負げてらんね。いっぺぇ魚獲っと」そんな熱い漁師たちが、復興への願いと。これまで全国各地から頂いた沢山の支援への感謝の気持ちを込めて「海の幸」を送ります。
 「うんめぇ~」の一言で食べてもらえたら最高です。
 ~~~

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/* ----- 七ヶ浜町 - 宮城 - 2014 - Nikon D700 ----- */




震災・東北関連の写真や記事をまとめたページはこちら。
 2011年4月~
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by kidai_y | 2014-03-24 22:30 | 写真:日本

PHOTO REPORT ~ 黄ニラづくし ~ 名取@宮城

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2012-9-20
黄ニラとタマゴと豚肉の炒めもの



 ホワイトアスパラガス。
 白長ネギ。
 チコリ。
 ウルイ。

 太陽の光を遮って育てると、ある種の野菜は葉や茎が緑色にならず、白いまま成長します。
 これを軟白栽培と言うそうです。
 軟白栽培で育てられた野菜は柔らかく、甘みも増します。
 深窓の令嬢的な野菜の育て方なんですね。


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黄ニララーメン





 黄ニラ。
 一般的に食べているニラは濃い緑色をしていますが、軟白栽培されたニラはほんのり黄色味のかかった白いニラに育ちます。でも白ニラではなく黄ニラと呼ぶそうです。
 軟白化しているとはいってもニラなので辛さや独特の香りがありますが、葉は柔らかく、生でかじると甘みがあります。
 生のまま味噌を付けて齧ったり、おひたしにすることもできるようです。

 火を通すと辛味が薄まり食べやすくなります。
 さっと湯がいてポン酢をかけたり、刻んだ黄ニラをお椀に入れてそこにお味噌汁を注ぐくらいでいい塩梅に熱が通ります。
 もちろん炒め物にも適していて、更に甘みが引き立ちます。他の具材を炒めてから火を止めて、余熱で調理するのがベストです。火を入れすぎるとシャキシャキした歯ごたえがなくなってしまうんですね。
 ネギなどの代わりに薬味としても使えるそうです。


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黄ニラ入り、茄子と豚肉の甘酢炒め



 国内黄ニラの7割近くが岡山県で生産されていて、2位の栃木県を大きく引き離しています。
  栽培面積    13ha(全国1位)
  生産量    102t(全国1位)
  岡山県内の主な産地     赤磐市、岡山市牟佐地区、美咲町
 
 名取産の黄ニラは、名取閖上さいかい市場内「中華料理 豊華」さんのメニューに10月から加わる予定です。餃子に使われているニラは黄ニラではないですが、齋藤さんが育てたニラです。有機肥料を使った無農薬栽培です。


 黄ニラは高級食材なんだそうです。
         高値    中値   安値 (円/kg)     
   青ニラ   772    602    434
   黄ニラ  2,954   2,260   1,486
   (岡山中央卸 売市場2011年3月~2012年2月平均)


 ニラより栽培に手間はかかりますが卸値が高く、『栄養価が高く、スタミナが付く食材として利用されている。ベータ・カロチンやビタミンA、ビタミンC、カルシウム、リン、鉄などのミネラルに富み、匂い成分のアリシンがビタミンB1と結合してその吸収を良くし、代謝機能、免疫機能を高め、疲労回復に役立つ。また、整腸作用があり、昔より胃腸(特に下痢)に効く野菜として親しまれ』(ウィキペディアより)るような、良い所づくめの黄ニラ。

 興味のある方は以下を参考にしてください。




 ◯名取市の黄ニラに関する連絡先
  『オシヨス技研』
   代表 : 齋藤義雄
   場所 : 宮城県仙台市太白区四郎丸字吹上73-14
   電話 : 022-242-2393
   メール : oshiyosgk@yahoo.co.lp


 ◯関連ホームページ
  『JA全農おかやま 岡山の八百屋 さご丸

  『で~れえェ!!! 黄ニラ大使


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ニラの花




/* ----- 名取市 - 宮城 - 2012 - Nikon D700 ----- */



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by kidai_y | 2012-09-22 23:22 | 写真:日本

PHOTO REPORT ~ 黄ニラにかける情熱 ~ 名取@宮城

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2012-9-20_17:19



 東北での黄ニラ栽培に情熱を注ぐ齋藤義雄さん(66)所有のニラ畑。
 緑のニラの中に黒い筒が並んでいて、その筒を開けると中から白いニラが顔を出します。

 齋藤さんは2000年頃から宮城県名取市で黄ニラ栽培を始めました。
 2006年、定年退職を機に本格的に黄ニラ栽培に取り組むようになります。
 試行錯誤を続けながら黄ニラ栽培に取り組み、宮城大学などと一緒に研究を続け、現在では黄ニラ栽培における大きな2つの問題点を克服したといいます。

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黄ニラ栽培における2つの問題


 「遮光方法」
 黄ニラが作られ始めた明治~大正の頃は、土や藁を被せることで日光(紫外線)を遮っていました。その後、トンネル状にした遮光シートで畝ごとに覆う方法が一般的になりました。
 しかしこの方法だと部分的に生育具合をチェックするだけでも、長いシートを取り外さなければなりません。
 またニラは温度管理が難しく、太陽に照らされ黒い遮光シート内の温度が上昇すると、熱により葉にヌメりが出てしまいます。
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 それを解決するのが、バケツをかぶせたような黒い筒。
 上部の蓋を外せば育ち具合が簡単にチェックできますし、太陽光を通さないように角度を調整した通気口が空いているので内部温度の上昇を防ぐことができるようになりました。前回の記事でアマガエルが顔を出していた穴です。

 「緑化防止方法」 
 斉藤さんが自慢の黄ニラを近くの野菜直売所に出したときのこと。
 店内に並べておいた黄ニラが、時間が経つにつれて徐々に緑色に変わっていってしまったのだそうです。これでは黄ニラではなく普通のニラになってしまいます。
 原因は店内の蛍光灯や水銀灯などから発する紫外線でした。刈り取った後でも反応してしまうのです。

 対処法は、刈り取った後出荷する前に紫外線に当てること。矛盾しているようですが、一定の量を浴びるとその後は色の変化がある程度抑えられるのだそうです。
 黄ニラ産地である岡山では、稲穂の「はさがけ」と同じやり方で黄ニラを日光浴させています。しかしこの方法だと天候に左右されてしまうのが問題です。
 それを解決したのが「殺菌用紫外線照明」でした。これにより、雨の日でも収穫、出荷が可能になりました。




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黄ニラにかける夢


「私の夢は、黄ニラの栽培施設を作って安定供給でいるようにすることなんです」
 そう嬉しそうに語る齋藤さん。
「震災後、津波の被害によって耕作が難しくなってしまった宮城県沿岸部の農地を利用して、農産物の工場を作る話が増えています。そんな工場まではいかないですけどね」

 仙台空港のそばにあった齋藤さんの畑は津波で流されてしまい、今は同じ名取市内の別の場所で黄ニラ栽培を行なっています。 
 ゼロからの再スタートとなったわけですが、黄ニラにかける思いはこれまでよりも強くなったのではないでしょうか。

 1,424㎡の畑で、3,122株のニラを栽培しています。
 黄ニラと青ニラの作付割合は8:2。
 ニラの生育時期である6月~11月の間に3回収穫します。
 収穫量は983kgになるそうです。
 
 名取市が、黄ニラ収穫量全国2位になる日が来るかもしれません。

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息子の毅さん(左)と齋藤さん






 『オシヨス技研』
   代表 : 齋藤義雄
   場所 : 宮城県仙台市太白区四郎丸字吹上73-14
   電話 : 022-242-2393
   メール : oshiyosgk@yahoo.co.lp





/* ----- 名取市 - 宮城 - 2012 - Nikon D700 ----- */



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by kidai_y | 2012-09-21 21:28 | 写真:日本

PHOTO REPORT ~ 照れてるわけじゃないんです ~ 名取@宮城

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2012-9-20_17:08



 黒い筒の中から出ているこの白い葉っぱは?

 高知県と栃木県で国内生産量の4割以上を占め、作付面積は福島県が1位。

 万葉集には「久々美良」という名前で登場しているそうです。


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 答えは、明日の記事で。


/* ----- 名取市 - 宮城 - 2012 - Nikon D700 ----- */



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by kidai_y | 2012-09-20 21:59 | 写真:日本

PHOTO REPORT ~ 盛岡冷めんのブランド力 ~ 盛岡@岩手

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2012-3-20


一、地域ブランドとは --------------------

 1、ある特定の地域で生産あるいは提供される商品等であって、
 2、他の地域で生産あるいは提供される商品等と明確に差別化し、その個性について一定の肯定的評価が確立されている商品等、

のことを言います。


 前々回の記事で地域ブランドは名乗りさえすればいいと書きましたが、やはりブランドの信用度を増すためには公的な保障が大切となります。
 そのため最も効果的なのは地域ブランドとして「商標登録」をすることです。
 商標登録をしてしまえば、その名称を独占的に使用することが可能になり、他の商品を排除することができます。

 例えば、日本を代表する米である「コシヒカリ」の中国名「越光」は中国国内で既に中国企業によって商標登録されているため、「コシヒカリ」を「越光」という名前では売ることができません。新潟のJAなどが異議申し立てを中国当局に行ったものの、認められてはいません。
 同様の問題は他にも数多くあり中国国内での法規制や意識向上が求められていますが、「米沢牛」はJAおきたま(川西町)の異議申し立てが認められ、中国での商標使用権が白紙になり、改めてJAおきたまが対応を検討しているのだそうです。
 つまりこのように一度商標登録をしてしまえば、同業他社・他地域に対して非常に有利に販売することができるようになりますし、消費者にとっては信頼性を示すことになります。国内産の野菜の方が海外さんに比べて(価格は高いかもしれませんが)安全だというアピールになるのと同じようなことです。


二、地域ブランド登録の対象 --------------------

 登録の対象とされるのは商標なので商品そのものではなく、その「商品の名称(文字)」や「共通して付けられる他と区別するためのシンボルマーク(文字と図形の組み合わせ)」になります。
 地域ブランドは名称なので口で言うだけでも要は足りるのですが、商品として売ろうとするためには名称を目に見える形で示すことが必要となるので、文字やマークを登録する必要が生じるのです。

 しかし、地域ブランドとしての商標登録が認められるのにはかなり高い審査基準が求められます。自称地域ブランドにまで簡単にお墨付きを与えるわけにはいきません。
 「文字名称」が認められるには「全国的な知名度」が必要になります。どの程度の周知性が必要になるのかというと、「地域の特産品として教科書で紹介される程度」くらいの知名度です。
 例えば「夕張メロン」や「西陣織」「宇治茶」などです。以前紹介した「前沢牛」も商標登録されています。


三、地域団体商標制度 --------------------

 地域の産業や独自性を守り、発展させていくことに繋がる地域ブランドの存在価値は増す一方、商標登録制度の審査基準は厳しく、またシンボルマークなどは登録されたものと同じマークを使わなければ、他の地域のものを同じ名称で販売することができ、不十分なものでした。
 そこで2006年に誕生したのが「地域団体商標制度」というものです。
 全国的な周知性から複数県に渡る範囲となるなど審査基準が緩和され、商標の新規取得がしやすくなりました。
 この制度により、日本各地に様々な「地域ブランド」が登場するようになりました。
 つがる弘前農業協同組合(青森県)の「嶽きみ(とうもろこし)」、宮城県味噌醤油工業協同組合(宮城県)の「仙台みそ」、越前漆器協同組合(福井県)の「越前漆器」、三ヶ日町農業協同組合(静岡県)「三ヶ日みかん」(商標登録されていた「マーク」だけでは不十分だったため、名称を別途登録したケース)、長崎県菓子工業組合(長崎県)の「長崎カステラ」など他にも数多くの地域ブランドがあります。


四、盛岡冷めん --------------------

 「札幌ラーメン」  「盛岡冷めん」  「信州そば」  「甲州ほうとう」  「名古屋きしめん」
 「出雲そば」  「さぬきうどん」  「長崎チャンポン」  「長崎炒麺」  「沖縄そば」

 盛岡冷めんは、日本各地に丸○○ラーメンや□□そばがある中で、公正取引委員会が指定した「名産・特産・本場・名物等の表示ができる、当該地で製造され、それぞれの基準に従った10品目の“めん類”」に含まれる、○○(岩手県)に商標登録された地域ブランドです。
 
 半透明でコシのある麺が甘辛いスープに入っている冷麺は日本中どこででも食べられるものだと思います。僕は今までこれが一般的な冷麺で、韓国料理と共に韓国の冷麺が日本国内で同時多発的に作られ始めたものかと思っていました。
 しかし昭和29年に盛岡で咸興風の冷麺が作られるまでは、平壌風というのが一般的だったそうです。その咸興風の冷麺が昭和61年、盛岡市が企画した「ニッポンめんサミット」に出品されたことから日本各地に知れ渡り、広まっていったのですね。
 なので今まで盛岡以外で食べてきたのは、地域ブランドである「盛岡冷めん」風の冷麺だったということになります。
 
 もともとは地域ブランド(当時はその制度はありませんでしたが)だったものが全国に広まって一般化してしまった珍しい例だと思います。
 「盛岡冷めん」についていえば、そのおかげで「本家」や「本場」という付加価値がより高くなり、盛岡名物としての観光アピールに絶大な効果を発揮しています。
 また品質を落とさないための基準を定めているため、消費者にとっての信頼性の証しともなっています。
 地域ブランドの見本のような存在なんですね。
 そしてもちろん、とても美味しいのです。


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「ぴょんぴょん舎 盛岡駅前店」
 住所 : 岩手県盛岡市盛岡駅前通9-3
 時間 : 11:00~24:00 (ラストオーダー23:00)
 定休 : なし
 問合 : 019-606-1067
 ホームページはこちら




/* ----- 盛岡 - 岩手 - 2012 - Nikon D700 ----- */



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by kidai_y | 2012-06-28 20:34 | 食べ物:アジア

PHOTO REPORT ~ 福田パンとご当地グルメ ~ 盛岡@岩手

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2012-3-24



 地域ブランドの威力は大きいですね。

 「さくらんぼ」と「山形のさくらんぼ」
 「メロン」と「夕張メロン」
 「うどん」と「讃岐うどん」
 「ズワイガニ」と「越前ガニ」
 「カステラ」と「長崎カステラ」
 「牛のお肉」と「前沢牛のお肉」
 「温泉」と「草津温泉」
 「海岸ドライブ」と「湘南ドライブ」


 確かにただの「さくらんぼ」よりも「山形のさくらんぼ」の方がなんとなく美味しそうな気がしますし、「夕張メロン」の方がお見舞いに持参した時に喜んでもらえるように思えますし、「草津温泉」の方が効き目がありそうだと考えてしまいます。
 もちろんおいしい「福井のうどん」もあるし、夜店の鈴カステラでとても満足することもありますし、ものすごい効能がある名もない山奥の秘湯だってあります。
 ブランド牛の中には(等級の良さを美味しさと関連付けて考えるならば)等級がピンからキリまで含まれるものもあれば、最高ランクのお肉しか名乗ることのできないブランドもあります。湘南海岸のドライブと言っても渋滞にはまってしまえばストレスで気持ちのよいドライブどころではないですし、好きな人と一緒に車に乗っていればどこの海岸だって素敵にドライブできるという考え方もあります。

 要するにブランドというのは、「それ」についての曖昧な「なんとなく」が集まり表象された「それ」の「イメージ」なのだと思います。
 しかしブランドが抽象的なものであったとしても、我々消費者や仕様者が同じようなものがたくさんある中からある1つを選択する際の判断基準に占める割合はとても大きいでしょう。
 我々が「それ」選択すればするほど、「それ」の知名度は上昇しブランドとしての力も上がっていきます。でもそのようにして高められたブランド力はやっぱり「イメージ」でしかありません。

 それでは、ブランドに具体性と与えるのは誰なのでしょう。
 食品や製品に限れば、「それ」の作り手であり、売り手なのだと思います。
 名付けた地域団体や自治体、商工団体、職人団体、農業団体などがそうです。作り手や売り手のプロとしてのプライドが、ブランドに具体性を支えるのです。

(・・・・ 長くなってしまったので明日に続きます)

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 「福田パン」は盛岡市内を中心に絶大な人気を集めるパンです。
 全国的な知名度はないので地域ブランドではありませんが、限定された範囲でのご当地グルメの1つですね。

 福田パンの特徴は、まずその大きさと重さ。
 柔らかいけれどもしっかりした歯ごたえのある大きなコッペパン
に、クリームやお惣菜がたっぷり挟まれていて、お店の方から受け取った時の、ずしりとした重量に驚かされます。男性でも両手で持たないといけなくらいの大きさです。
 もう1つの特徴は、組み合わせ自由な好きな具材を選んで、その場でパンにはさんでもらえること。(店舗や出張販売の時のみ)
 あんバター、チョコバナナ、ストロベリー、きなこなどの甘いものから、やきそば、タマゴ、コーンビーフ、メンチカツなどのお惣菜まで色々な種類が揃っています。
 例えば一番人気でカロリーも一番高い「あんバターのみ」155円、「抹茶+ミルク」165円、「タマゴ+コンビーフ」251円、などです。
 
 お店の方が手際よくクリームを塗りつけていくのを見ているだけでも、目の前で見ると楽しいものです。
 夜店など実演販売というのはいろいろありますが、コッペパンの実演販売というのは珍しいと思いました。それに、自分で選択できるというのも面白いです。
 ありそうでなかなかないタイプの販売方法ですよね。

 福田パンは盛岡市内のスーパーやイオンにも置いてありますが、定番の組み合わせが袋詰めされた状態です。イオンではたまに実演販売が行われることもあるそうですが、我々がせっかく福田パンを食べに行くなら、やっぱり店舗で作ってもらうのが一番!
 一食分には十分な量なので、旅先の食事の1つとして楽しむことができますよ。


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「福田パン 永田町本店」
 住所 : 岩手県盛岡市長田町12-11
 時間 : 7:00~17:00(売り切れ次第終了) 
 定休 : 無休
 問合 : 019-622-5896

 ※矢巾にも店舗があるようです。




/* ----- 盛岡 - 岩手 - 2012 - Nikon D700 ----- */



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by kidai_y | 2012-06-27 21:40 | 食べ物:アジア

PHOTO REPORT ~ ブランドうし ~ 前沢@岩手

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2012-1-20_9:16 前沢牛メンチ



 日本各地に存在する「○○牛」。
 旅行先などでは、幟や飲食店のメニューなどによく書かれていますね。行く先々で御当地牛を見つけ、「へえ、この辺りも牛が有名なのか(今まで聞いたことが無かったなあ・・・)」と思うこともしばしばあります。
 
 「○○牛」は「○○米」と同じように、地域ブランドの1つなので、○○=地域名ということになります。
 地域が有名になればそこに人が集まり○○料理や○○食材も有名になりますし、○○料理や○○食材が有名になればそれを目当てに人が集まります。
 地域ブランドといっても食べ物の場合は「そこ」でしか食べられないということは少なく、東京や大阪などの都会では日本中の大抵のものを食べることができます。
 しかし往々にして、その産地で食べた方が新鮮で、しかも幾分「お手頃な値段」で食べることができます。
 冬の福井の「越前ガニ」や、香川の「讃岐うどん」など食を目当てにその土地へ出かけることは一般的ですし、讃岐うどんなどはお店自体も御当地色が溢れているので旅行としても十分楽しむことができます。

 ところで、越前ガニや讃岐うどんのように、そこにしかない唯一のブランドならばとても分かりやすいですね。
 冬の福井に蟹を食べに行けば大抵出てくるのは「越前ガニ」ですし、本物には黄色いタグが付いているので見た目にも区別がしやすいです。
 讃岐うどんも中国企業が商標登録をして問題になっていますが、香川のうどん屋では中国のうどんはまず出ないでしょう。

 では牛はどうなのでしょう。
 ほとんどの御当地牛は「和牛」という品種です。黒毛和牛などがそうです。外国でも和牛が育てられることがあるそうですが、日本での流通量はほとんどありません。
 そして多分、国産です。国産というのは3ヶ月以上日本で育てられた牛を言います。実は外国で生まれた子牛を日本に連れてきて3ヶ月以上育てれば国産ということになってしまいますが、御当地名を付けているからには、純国産の牛でしょう。
 しかしブランド牛を登録するには、特に決まった基準や法律があるわけではありません。名乗りさえすれば良いらしいのです。
 実際は、ブランド牛は厳しい自主基準に基づいて名付けられていますので信用できるものが大半です。
 では牛の法的な基準は何かというと日本食肉格付協会がによる格付けです。肉質等級と歩留の組み合わせできまります。
 松坂牛などはランク5~1まで(5が最高)含まれていて、前沢牛は5と4のみです。仙台牛に至っては5であることが条件になっています。要は牛の基準はブランド名でなく、等級ということになりますね。もちろん等級が下でも美味しいことには変わりないので、最終的には食べる人の好みになりますが・・・。
 問題は、等級にこだわるとブランドを作っても(高価なので)消費が少なくなってしまいますし、等級基準を弱めるとブランド価値が下がってしまうことになり兼ねません。
 この2つのバランスが大切なんですね。

 前沢牛、おいしかったです。


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牛の鳴きまねコンテスト。ゆるい!でも面白い。


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前沢牛の煮込み



/* ----- 前沢 - 岩手 - 2012 - Nikon D700 ----- */



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by kidai_y | 2012-06-26 23:20 | 写真:日本

PHOTO REPORT ~ つったい肉そば ~ 一寸亭@山形

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2012



「やじのつったいにぐそば食いだいず」
 この言葉が分かった方は、かなりの山形通か、山形の人ですね。
 
 「やじ」は「谷地」という地名。
 「つったい」というのは「冷たい」という意味で、山形村山地域の方言です。
 「にぐそば」は「肉そば」のこと。
 「食いだいず」は「食べたいです」という意味です。
 つまり、
「谷地の冷たい肉そばが食べたいよ」
という意味になります。

 山形を代表するおそばの1つとして、前回御紹介した「板そば」があります。これは村山市や北村山郡大石田町に見られる形態です。
 しかし山形にはもうひとつ忘れてはならないおそばがあり、それが「冷たい肉そば」です。
 西村山郡河北町谷地という地域が発祥の「冷たい肉そば」。
 鶏肉で取ったダシを使い、やや甘目の醤油ベースのツユを、コシのあるそばにかけ、身が締まった歯ごたえのある鶏肉チャーシューと刻んだネギを乗せたおそばです。 
 温かいものもあるそうですが、地元の人は大抵冬でも冷たい肉そばをたべるのだそうです。

 
 大正時代、谷地のそば屋で甘辛く煮た馬肉をつまみに酒を呑み、締めにおそばを食べていたお客さんがいました。
 ある時、おそばの上に肉を乗っけて一緒に食べたら殊の他美味しくて、お肉とおそばを一緒に注文するようになり、その食べ方が定着したのが始まりだそうです。
 また、そばをお酒のつまみにするため、長く置いておいても伸びないように冷たいそばを出していました。
 それが組み合わさって「冷たい肉そば」が誕生しました。
 さらに、戦時中になると馬肉が手に入らなくなり、町に多かった養鶏場の鶏肉を使ってみたらこれまた美味しく仕上がったので、それ以来鶏肉が定着しました。
 単に「冷たい肉そば」といっても、様々な変遷を経て今があるのですね。




「山形一寸亭」
 住所 : 山形県山形市薬師町2-17-2
 時間 : 11:00~15:00 17:00~20:00 ランチ営業有り
 定休 : 水曜日
 問合 : 023-631-2910
 ホームページはこちらから。 

 主なメニュー・・・
  「冷たい肉そば」 : 680円
  「板そば」 : 1,080円




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by kidai_y | 2012-06-25 18:05 | 食べ物:アジア

PHOTO REPORT ~ 板そば ~ 高瀬@山形

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2012-6-16_13:19



 「板そば」は、山形(村山地方)独特のそばの食べ方(盛り付け方)です。
 まな板状のお盆のような大きな板の上に冷たく締まったおそばが盛られて出てきます。量は多めです。
 山形では村人総出で農作業などをした後に、みんなにそばをたっぷり振舞う習慣がありました。大石田そばの「おかずが多くて食べ放題」という食べ方にその名残が見られます。
 板そばも、なるべくたくさん食べてもらうために、ざるや器ではなく「板」にそばを乗せるようになったのでしょう。

 作業後に村人に振舞われるのがなぜ米ではなくそばだったのかというと、コストが安く、米が不作の時でもそばなら食べさせることができるくらい収穫できたからです。
 山形ではそばを米の代わりとして食べなければならないような不作の時代、それ自体ではそれほど美味しくはないそばをどうにかして美味しく食べられるように各家庭で工夫しながら、粉に挽き、そばを打ち、食べてきた歴史があるそうです。
 そんなことから、なるべくお腹いっぱいになってもらうために、コシの強い太めのそばが打たれるようになりました。
 
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 山形市高瀬地区にある「蕎麦屋たかせ」。
 やや白っぽい透明感がある、しっかりした歯ごたえのおそばです。
 写真は板そばです。
 この他に、塩だれで食べる「清流そば」もあります。普通のそばつゆよりも少々塩気が増したさっぱりとしたつゆで、一つまみ入っている白胡麻の風味がアクセントです。

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さくさくのげそ天

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お店は山と川に囲まれています。



 高瀬地区は山寺(立石寺)に近い山に囲まれた静かな土地で、紅花栽培が盛んです。「おもいでぽろぽろ」というアニメ映画の舞台にもなったそうです。
 
 お店は少々分かりにくい場所にあるのですが、この、点と線で描かれたお顔のお地蔵さんが目印です(笑)
(もちろん、道路脇には幟や看板が出ているので迷うことはありません)

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「蕎麦屋たかせ」
 住所 : 山形県山形市下東山44-2
 電話 : 023-687-2817
 時間 : 要問合せ
 定休 : 要問合せ
 ホームページはこちらから

 主なメニュー・・・
  「板そば」 : 750円
  「清流そば」 : 650円
  「げそ天」 : 350円


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by kidai_y | 2012-06-22 22:58 | 食べ物:アジア

PHOTO REPORT ~ えんちゃんちの佐藤さん ~ 天童@山形

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2012-6-16_15:06



 山形県天童市の「えんちゃんファミリー農園」ではこの日(2011年6月16日)、今年初めてのさくらんぼの収穫が行われていました。
 3年前に脱サラして家業の農家を継ぎ、さくらんぼをはじめとして様々な農作物を作っている遠藤さん。カメラを向けると「俺はいいんだよぅ~」と困ったように笑いながらも、真剣な目で実を間引いていきます。

 美味しい実にするには適度な間引きが必要なのだそうです。
 今回初めて“鈴なりの”さくらんぼの樹を間近に見たのですが、本当に真っ赤な実がたくさん肩を寄せ合うように生っていました。
 1つの蕾から6つの花が咲き、その花ひとつから8つの実ができます。まだまだ寒い3月頃から間引き作業を始めないと6月に粒の揃った美味しい実が収穫できません。
 毎年、間引き具合を変えたり、肥料の量を調節したりしながら、品質の良いさくらんぼになるように試行錯誤をしながら育てているそうです。
 いろいろ話をしてくれる遠藤さんからは、さくらんぼに対する愛情が伝わってきました。

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これは紅秀峰。紅が付くのはアメリカンチェリー系だそうです。

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 主に栽培しているのは、やはり「佐藤錦」。
 甘くて粒が大きな佐藤錦は国内で栽培されているさくらんぼの中でも一番の人気だと思いますが、価格も他のさくらんぼと比べて少々高いために、高級な果物というイメージがあります。
 実は日本一さくらんぼの生産量が多い山形県の栽培面積のうち、8割は佐藤錦です。ということは、収穫量が少ないために高価なのではなく、佐藤錦自体の価値が高いということなのですね。
 
 佐藤錦は大正11年(1922年)、山形県東根町の佐藤栄助さんによって品種改良されて誕生した品種です。本人は「出羽錦」と名付けたかったそうですが、友人によって「佐藤錦」にされてしまったということです。(さとうのように甘い、という意味も含まれているようです)

 佐藤錦の実は美味しいけれども雨により実割れしやすく(遠藤さんも仰っていました)、割れてしまったものは出荷できません。そのため、栽培が始まった頃は梅雨を避けて熟す前の黄色い状態で収穫されることが多かったのです。これだと本来の美味しさが引き出せないことになってしまいます。
 しかし昭和60年代から大型のビニールハウスが普及するようになり、雨による実割れが大幅に減少しました。そのため完全に熟すまで育てることが可能となり、佐藤錦本来の美味しさを引き出すことができるようになりました。これを境に、山形県内の農家に佐藤錦が広まっていったのです。
 もしかしたら佐藤錦が高価なのは、ビニールハウスが普及する以前の希少な完熟果実の価格の名残なのかもしれませんね。

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 山形県のさくらんぼ生産量は日本一です。
      収穫量(t) 出荷量(t) 
   全国 19,700   17,500
 1 山形 14,300    12,600
 2 山梨 1,260    1,200
 3 青森  807    651
 (平成22年度 農林水産省 果樹生産出荷統計より)
 2位以下に圧倒的な差を付けていますね。
 山形県内では、東根市、天童市、寒河江市の3市で県内収穫量の6割を占めています。
 
 そもそも、なぜ山形県でこれほど栽培されるようになったのでしょう。
 きっかけは明治8年(1875年)。
 内務省勧業寮から山形県に西洋果樹の苗が配布されました。
 その中にさくらんぼの苗もあったのです。
 雨に弱い品種なのに収穫時期が梅雨と重なり、収穫後の日持ちもしないさくらんぼは、初めの頃は生産量が伸び悩みました、
 しかしもともと山形県は、梅雨の時期に雨が少なく、夏は暑く、強い風も吹かないという、さくらんぼが育つのに適した気候でした。
 そんな気候条件に、佐藤錦の開発やビニールハウスの普及のおかげで生産量が飛躍的に向上し、日本一のさくらんぼ県になったのです。
 ちなみに、明治8年には青森県にも果樹の苗木が配布されています。その中のりんごが今の青森りんごの始まりになっています。

 旬の時期に旬のものを食べる。
 幸せですね。

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「えんちゃんふぁみりぃ農園」
 住所 : 山形県天童市大字貫津63
 電話・FAX : 023-653-7870
 携帯 : 090-4630-8753(遠藤)
 ※さくらんぼ狩りは基本的に行っていません(今回は御厚意で畑を見せていただきました)
 ※ホームページはまだないようです。


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by kidai_y | 2012-06-21 23:26 | 写真:日本