アジアのカケラ

- Something from around Asia -

アジアのかけら~私たちにいまできること~ 09.2つの言葉

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2011_05_20_18:48



 「がんばってねっていう言葉はあまり好きじゃない」

 その人が言った。
 僕が被災地で会った人にがんばって下さいと声を掛けたと話した後のことだ。
「もちろん言った方にはそういうつもりはないんだろうけど、がんばってって言われると放って置かれているみたいな気分になる。後は自分でなんとかしてね、こっちは関係ないからね、みたいな感じ。あなたに言われなくてもこっちは十分すぎるくらいにがんばってるんだよって腹が立つときもある」

 がんばって欲しいから「がんばってください」という言葉を使ってきたのだが、改めて言われるとそうかもしれないと思った。

 ボランティアさんが言った「がんばって下さいね」という言葉が被災者の方を怒らせてしまった例があるので気をつけて下さいということを後日、あるボランティアセンターで聞いた。
 使う状況や声を掛けられた側の気分次第の部分もあるだろうけれど、自分が何気なく選んだ言葉で相手を傷つけてしまうことがあるのだ。

 被害を被り、不自由な生活を送っている人は、がんばらないと毎日を過ごせない状況なのだ。
 その気持ちや苦労は当事者以外には絶対分からないものなのだ。

「だから私はがんばりましょうと言うようにしている」

 自分だけががんばるのではなく、ましてや相手だけにがんばらせるのではなく、みんなで一緒にがんばって今の状況を乗り越えていきましょう。

 どうってことのない微妙な違いかもしれないけれど、今だからこそその差が大きく感じられる。


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2011_05_20_18:25




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by kidai_y | 2011-06-21 23:04 | 写真・東日本大震災