2011年 10月 26日
Photo Stream ~ お伽じゃない話 ~ 七ヶ宿町・宮城県 |

2011_10_20_14:44
宮城県七ヶ宿町に伝わる「振袖地蔵」のお話。
秋田のお殿様と村娘のなんとも悲しい恋の物語でした。
しかし・・・。


当時の秋田は久保田藩と呼ばれ佐竹家が治める国でした。
享保20年当時の藩主は佐竹義峯といい、早世した前の藩主の養嗣子でした。
この義峯公はたいそう愚かでだらしない人物だったようで、倹約令を廃止し贅沢三昧、そのせいで藩の財政が危うくなると家臣の知行(割り当てられた土地とそこから上がる収入みたいなもの)を借り上げて(家来に借金すること)しまうような殿様でした。
正室(本妻)はもちろん側室も何人もいて、子供も多かったようです。
振袖地蔵は享保20年(1735年)に作られたとされています。その時義峯は45歳でした。
ということは義峯が七ヶ宿で村の娘を見染めたのは40歳を過ぎてのことです。
事実を辿ると、贅沢好きで好色な田舎の殿様が初(うぶ)な村の娘に目を付けた、ということになるのでしょうか。
娘は殿様の侍女にされる前に病で亡くなってしまいます。
しかし本当に病だったのでしょうか?
もし娘に将来を誓った相手がいたとしたら?
残念ながら娘の方の記録は残っていないようなのでこれ以上の真相を辿ることはできません。
いったいどちらが幸せだったのでしょうね?
夢のあるおとぎ話も、史実を調べていくと思わぬ展開になってしまうことがあるのです。

/* ----- 七ヶ宿町 - 宮城県 - 2011 - Nikon D700 ----- */
by kidai_y
| 2011-10-26 20:49
| 写真:日本

