2012年 04月 03日
PHOTO REPORT ~ のらとぺっと ~ 塩屋崎・いわき |

2011-12-26_11:42
日当たりの良い車のボンネットや塀の上でのほほんと昼寝をしていたり、スズメやトカゲなどの獲物を見つけて身体を緊張させていたかと思うと突然ぴょーんと飛びかかっている猫。
そういう野良猫たちの、図太くて逞しい姿を、野良として生きていくのはいろいろと苦労もあるだろうけれど、それなりにどこででも器用にやっていくんだろうなあと思いながら見ていました。
僕は猫や犬などを飼ったことが今までないので分からないのですが、たとえ人に飼われていたペット猫でもそれなりの基本的な身体能力はあるし、野生の本能というのはなくならないだろうからたとえ野良になってもうまく外の世界に適応するのではないかと思っています。
でもずっと人に飼われているとなかなか外の世界で生きていくのは大変なんですね。餌も自分で見つけないといけないし、構ってくれたり甘えたりする人も近くにいなくなってしまうから寂しいだろうし。
避難所などでペットを飼うというのは相当大変なことです。「ペットは家族の一員」だったとしても、他の人にとってみればただの猫や犬であるわけですし、臭いや鳴き声なども他人にとっては大きなストレスの原因になってしまいます。
それに、すぐに避難しないといけないとなると自分や家族のことで精一杯でペットにまで手が回らなかったりもします。
塩矢崎灯台の下にいたこの写真の猫は多分野良で、毛並みもそこそこきれいなので要領よく生きてきたんでしょう。
しかしそれは野良だったから津波で住民がいなくなってしまった集落でも生き延びてこられたのであって、ペット出身だったとしたらだめだったかもしれません。
住民がいなくなってしまった町で、餌が少なくなった動物同士の共食いが発生しているといいます。弱肉強食の世界では仕方のないことですが、ペットだった動物が負けてしまうことが多いでしょうね。
被災地のペットを救出するボランティアがあります。
「福島原発20キロ圏内 犬・猫救出プロジェクト」
ペットを飼ったことがない自分としては考えが及ばない支援です。でも多分必要なことなんですよね。
優しい飼い主のもとで幸せなペットライフを送る方がいいのか、日々サバイバルでも気ままな野良暮らしをする方がいいのか。
僕は野良かなあ。
我々の防災訓練と同じで、飼い主にかわいがってもらいつつ、もしもに備えて爪を研ぎ野生の感覚を忘れない、そういうのがいいのかもしれませんね。
/* ----- いわき市 - 福島 - 2011 - Nikon D700 ----- */
by kidai_y
| 2012-04-03 21:46
| 写真・東日本大震災

