2012年 06月 12日
PHOTO REPORT ~ 旅したくなる旅先 ~ 高徳院@鎌倉 |

2012-5-12_14:26
言うまでもなく鎌倉は観光の町です。
鶴岡八幡宮や建長寺、円覚寺、高徳院大仏など歴史的価値のある寺社仏閣をはじめ、鎌倉駅から八幡宮にかけてお土産物屋や飲食店が並ぶ小町通り、最近洒落た飲食店が増えているという鎌倉山(桜並木もきれいだそうです)、由比ヶ浜や七里ガ浜など湘南の海、その海を見ながらのんびり走る江ノ電。(鎌倉湘南の風景イメージに欠かせない江の島も加えたいところですが、江の島は鎌倉市ではなく藤沢市です)
平成23年(2011年)度の延入込観光客数はおよそ1,811万人(鎌倉市まとめ)。既に平成10年(1998年)12月に「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されている奈良市の平成22年(2010年)の入込観光客数は1,841万人(奈良市まとめ)で、年度は1年違いますがほとんど同じような観光客数と言えます。
鎌倉市の入込観光客数を少し詳しく見てみると、1月だけでほぼ600万人と全体の1/3を占めています。そのうち鶴岡八幡宮へは約545万人、1月1日~3日だけでも約256万人となっていて、つまりは1月はほとんどが初詣客ということになるわけです。
次に多いのが6月の約218万人。3月はやはり震災の影響でぐっと落ち込んでいました。
ちなみに奈良市にも多くの神社仏閣があり初詣客が多いと予想されそうですが、人数が多いのは5月と10月(修学旅行の時期でしょうか)となっていて、どの月も比較的満遍なく観光客を集めています。
さて、鎌倉が世界遺産に登録されると更に観光客は増えるのでしょうか。
日本国内の他の世界遺産を見てみると、昨年登録された小笠原諸島や白神山地などは今までがそもそも観光客が少なく、登録に伴い観光インフラが整備されたこともあり観光客は増加しています。
石見銀山も同じように知名度の低い史跡だったため登録後はぐっと増えましたが、ブームが過ぎるに伴い減少しているようです。
もともとが大きな観光地だった京都や奈良の場合は、登録後数年は若干増加したもののすぐに例年のような数字に落ち着いています。
鎌倉はもともとが多くの観光客を集める場所なので世界遺産に登録されたとしても劇的な変化は見られないと思いますし、ブームが過ぎれば元の状態に落ち着くと予想されますが、暫くは今まで以上の観光客が訪れるはずです。
鎌倉を訪れる観光客の約1/3を占める初詣客は「世界遺産」にはほとんど影響されないと思われるので、他の時期の入込数が増えることになります。
初詣のように一時的で、範囲がある程度限定された増加であれば観光案内や防犯、交通、ゴミ処理などに集中的に対応できますが、広範囲に渡って観光客が多くなればそれぞれに対処しなくてはなりません。
また世界遺産に飛びつくのは日本人よりも外国人観光客の方が多いので、今まで以上に外国人旅行者対策が必要になります。
そして外からの観光客以上にケアしなくてはならないのは地元そのものだと思います。
道路渋滞、交通機関の混雑、観光客が出すゴミ問題、人の流出入が増えることによる防犯対策、そして地震や津波などへの防災対策も観光客を含めたものにしなくてはなりません。
なにはともあれ旅行者の立場からすれば「見どころ」の他に、
「地元の人が誇りを持って自慢できる」
「これからも同じ雰囲気で残っていくもの」
「また来たくなる」
そういう観光地を旅したいと思うものなので、鎌倉が世界遺産に登録されたとしても、そんな場所になってほしいですね。
/* ----- 鎌倉 - 神奈川 - 2012 - Nikon D700 ----- */
by kidai_y
| 2012-06-12 20:31
| 写真:日本

