2012年 06月 25日
PHOTO REPORT ~ つったい肉そば ~ 一寸亭@山形 |

2012
「やじのつったいにぐそば食いだいず」
この言葉が分かった方は、かなりの山形通か、山形の人ですね。
「やじ」は「谷地」という地名。
「つったい」というのは「冷たい」という意味で、山形村山地域の方言です。
「にぐそば」は「肉そば」のこと。
「食いだいず」は「食べたいです」という意味です。
つまり、
「谷地の冷たい肉そばが食べたいよ」
という意味になります。
山形を代表するおそばの1つとして、前回御紹介した「板そば」があります。これは村山市や北村山郡大石田町に見られる形態です。
しかし山形にはもうひとつ忘れてはならないおそばがあり、それが「冷たい肉そば」です。
西村山郡河北町谷地という地域が発祥の「冷たい肉そば」。
鶏肉で取ったダシを使い、やや甘目の醤油ベースのツユを、コシのあるそばにかけ、身が締まった歯ごたえのある鶏肉チャーシューと刻んだネギを乗せたおそばです。
温かいものもあるそうですが、地元の人は大抵冬でも冷たい肉そばをたべるのだそうです。
大正時代、谷地のそば屋で甘辛く煮た馬肉をつまみに酒を呑み、締めにおそばを食べていたお客さんがいました。
ある時、おそばの上に肉を乗っけて一緒に食べたら殊の他美味しくて、お肉とおそばを一緒に注文するようになり、その食べ方が定着したのが始まりだそうです。
また、そばをお酒のつまみにするため、長く置いておいても伸びないように冷たいそばを出していました。
それが組み合わさって「冷たい肉そば」が誕生しました。
さらに、戦時中になると馬肉が手に入らなくなり、町に多かった養鶏場の鶏肉を使ってみたらこれまた美味しく仕上がったので、それ以来鶏肉が定着しました。
単に「冷たい肉そば」といっても、様々な変遷を経て今があるのですね。
「山形一寸亭」
住所 : 山形県山形市薬師町2-17-2
時間 : 11:00~15:00 17:00~20:00 ランチ営業有り
定休 : 水曜日
問合 : 023-631-2910
ホームページはこちらから。
主なメニュー・・・
「冷たい肉そば」 : 680円
「板そば」 : 1,080円
/* ----- 山形 - 山形 - 2012 - Nikon D700 ----- */
by kidai_y
| 2012-06-25 18:05
| 食べ物:アジア

