2012年 06月 26日
PHOTO REPORT ~ ブランドうし ~ 前沢@岩手 |

2012-1-20_9:16 前沢牛メンチ
日本各地に存在する「○○牛」。
旅行先などでは、幟や飲食店のメニューなどによく書かれていますね。行く先々で御当地牛を見つけ、「へえ、この辺りも牛が有名なのか(今まで聞いたことが無かったなあ・・・)」と思うこともしばしばあります。
「○○牛」は「○○米」と同じように、地域ブランドの1つなので、○○=地域名ということになります。
地域が有名になればそこに人が集まり○○料理や○○食材も有名になりますし、○○料理や○○食材が有名になればそれを目当てに人が集まります。
地域ブランドといっても食べ物の場合は「そこ」でしか食べられないということは少なく、東京や大阪などの都会では日本中の大抵のものを食べることができます。
しかし往々にして、その産地で食べた方が新鮮で、しかも幾分「お手頃な値段」で食べることができます。
冬の福井の「越前ガニ」や、香川の「讃岐うどん」など食を目当てにその土地へ出かけることは一般的ですし、讃岐うどんなどはお店自体も御当地色が溢れているので旅行としても十分楽しむことができます。
ところで、越前ガニや讃岐うどんのように、そこにしかない唯一のブランドならばとても分かりやすいですね。
冬の福井に蟹を食べに行けば大抵出てくるのは「越前ガニ」ですし、本物には黄色いタグが付いているので見た目にも区別がしやすいです。
讃岐うどんも中国企業が商標登録をして問題になっていますが、香川のうどん屋では中国のうどんはまず出ないでしょう。
では牛はどうなのでしょう。
ほとんどの御当地牛は「和牛」という品種です。黒毛和牛などがそうです。外国でも和牛が育てられることがあるそうですが、日本での流通量はほとんどありません。
そして多分、国産です。国産というのは3ヶ月以上日本で育てられた牛を言います。実は外国で生まれた子牛を日本に連れてきて3ヶ月以上育てれば国産ということになってしまいますが、御当地名を付けているからには、純国産の牛でしょう。
しかしブランド牛を登録するには、特に決まった基準や法律があるわけではありません。名乗りさえすれば良いらしいのです。
実際は、ブランド牛は厳しい自主基準に基づいて名付けられていますので信用できるものが大半です。
では牛の法的な基準は何かというと日本食肉格付協会がによる格付けです。肉質等級と歩留の組み合わせできまります。
松坂牛などはランク5~1まで(5が最高)含まれていて、前沢牛は5と4のみです。仙台牛に至っては5であることが条件になっています。要は牛の基準はブランド名でなく、等級ということになりますね。もちろん等級が下でも美味しいことには変わりないので、最終的には食べる人の好みになりますが・・・。
問題は、等級にこだわるとブランドを作っても(高価なので)消費が少なくなってしまいますし、等級基準を弱めるとブランド価値が下がってしまうことになり兼ねません。
この2つのバランスが大切なんですね。
前沢牛、おいしかったです。

牛の鳴きまねコンテスト。ゆるい!でも面白い。


前沢牛の煮込み
/* ----- 前沢 - 岩手 - 2012 - Nikon D700 ----- */
by kidai_y
| 2012-06-26 23:20
| 写真:日本

