2012年 07月 02日
PHOTO REPORT ~ っこ ~ 丸の内@東京 |

2012-5-12_5:03
「人っ子一人いない」の「っこ」。
秋田など東北言葉で使われる、例えば「べこっこ」や「飴っこ」などの「っこ」。
この2つは意味なんでしょうか。
そもそも「っこ」って何なのでしょうか。
結論から言えばどちらも「接尾語」ということになります。
接尾語というのは「単独では用いられず、自立語の末尾に付いて、意味を添えたり語の調子を変えたりする語(「Wiktionary日本語版」より)」で、「色っぽい」の「っぽい」、「圧倒的」の「的」などのことです。「~こ」もその中の1つです。
「~こ」の働きには次のようなものがあります。
一、「…こと」の意を表す。「まねっこ」「うそっこ」など。
二、「互いに同じ動作をする」「相競う」などの意を表す。「にらめっこ」「かけっこ」など。
三、「…の状態」の意を表す。「ぴったんこ」「どんぶらこ」など。
四、付いた言葉の意味を強める。「人っこ」など。
五、名詞などに付いて、小さなものの意を表したり、親愛の情を表したりする。「わんこ」「にゃんこ」など。
六、名詞に付いて、幼児語または俗語として用いる。「かどっこ」「すみっこ」「うんこ」など。
七、東北地方の方言として、名詞に付いて親愛の情を表す。「飴っこ食べる」「べこっこ飼う」
八、秋田などでは相手を侮蔑する意味(何を学者面(づら)こして・・・)や、自分を謙遜する意味(実は相談こがある・・・)もあるようです。
「人っ子」の「こ」は、人一人を強調したもの。
「べこっこ」「こ」は、ベこ(牛)に親愛の情を表したもの。
ということですね。

各地の方言も基本は日本語なわけですから、違う意味になったり、別の意味が含まれていたり、他の言葉が付いていたり省略されていたりしていても、言葉の要素は同じなんですよね。
方言が聞き取りにくいのは、単に発音やアクセントとが聞き慣れないという理由の他に、自分の知っている言葉や用法に勝手にあてはめてしまうから、という理由もあるのかもしれません。
例えば、捨てるという意味の関西弁「ほかす」を「保管する」と聞き取ったり、はやくしなさいという意味の福井弁「はよしねま」を「早く死ね」と受け取ってしまったり。
あまり聞き直してばかりだと申し訳ない気もしますが、変な誤解を生じさせないためにも方言が聞きとれなかった時には、必要あればきっちり聞き直さないといけませんね。

/* ----- 丸の内 - 東京 - 2012 - Nikon D700 ----- */
by kidai_y
| 2012-07-02 21:41
| 写真:日本

