2012年 07月 06日
PHOTO REPORT ~ 三五山北山五山のアジサイ寺 ~ 資福寺@仙台 |

2012-1-20_9:16
三景
「松島」(宮城県) 「天橋立」(京都府) 「宮島」(広島県)
三名園
「偕楽園」(茨城県) 「兼六園」(石川県) 「後楽園」(岡山県)
三大祭り
「神田祭」(東京都) 「祇園祭」(京都府) 「天神祭」(大阪府)
たくさんある何かの中から、それらを代表するような知名度のあるものを3つ取り上げて「三景」「三名園」「三大祭り」のように「三(大)なになに」とすることがあります。
一番を1つだけ決めるのではなく3つ並べるというのは、不要な一番争いを避けるためなのか、沢山あって1つに決めかねてのことなのか、三という数字のゴロや数的な収まりが良いからなのか・・・。なぜ3つなのか良く分かりません。
例えば「最も有名なもの3つ」と表現するとなんだか変な日本語になってしまいますが、「三大○○」になるとすんなり受け取れるのも不思議ですね。
二では少なく、四だといささか多すぎて「最もな感じ」が薄れてしまいます。やはり三というのが絶妙なバランスなのでしょう。
三の他に使われる数字には、「五大老」の五、「七不思議」の七があります。なぜだかどれも奇数です。偶数ではなく割り切れない奇数を使うというのも、偏らないバランスが生まれるからなのでしょうか。
五を使った有名な括りに「五山」があります。
インド仏教の「天竺五精舎」という故事を元にして、中国南宋時代に径山寺、雲隠寺、天童寺、浄慈寺、育王寺を「五山」定め皇帝から特別に保護されるようになったのが始まりです。
日本では鎌倉幕府執権の北条貞時が五山制度を導入し「鎌倉五山」を定めました。
鎌倉幕府滅亡後、建武の新政により政治の中心が京都に移ると京都の寺院も含まれるようになります。
室町幕府三代将軍足利義満の時、新たに「京都五山」が作られ「鎌倉五山」と区別されるようになりました。
しかし五山はこの2つだけではなくもう1つあります。
仙台にある「北山五山」です。
もともとは伊達家4代目伊達政依が今の福島県伊達郡にあたるところにあった伊達家に縁(ゆかり)のある臨済宗の寺院を「伊達五山」と定め、伊達正宗による仙台開府と共に仙台に移されて「北山五山」となりました。
鎌倉、京都、仙台の五山は「日本三五山」ということになりますね。
しかし「五山」は日本に3つしかありませんが・・・。
鎌倉や京都はたくさんある寺院の中から選ばれた五山なんでしょうけれど、北山五山には選考に漏れてしまうほどの多くの候補はなかったようです。
細かいことは置いておいて、「サンゴザン」となると響きがいいですね。 実は鎌倉五山、京都五山には「別格」が存在するのでそれぞれ6つの寺院が含まれています。でも鎌倉六山や京都ロクザンよりも「ゴザン」の方が収まりが良い気がします。


資福寺は、そんな北山五山の1つです。
建物自体はそれほど大きくはないのですが、三門に続く長い参道の両脇にはアジサイが植えられていて、今の時期は緑と青いドットで埋め尽くされるほどになります。
そのため、鎌倉成就寺と同じくアジサイ寺と呼ばれています。
日本三大アジサイ寺はどこなんでしょうね。

「資福寺」
住所 : 仙台市青葉区北山1丁目13-1
時間 : 出入り自由
入園料 : 無料
問い合わせ : 022-234-5730
/* ----- 仙台 - 宮城 - 2012 - Nikon D700 ----- */
by kidai_y
| 2012-07-06 22:20
| 写真:日本

