2012年 09月 03日
PHOTO REPORT ~ 青空ロケット ~ 角田@宮城 |

2012-9-1_12:38
田んぼと丘に囲まれた長閑な町の中に立つ、白いロケット。
全長49メートルもある、H-Ⅱロケットの実物大模型です。
宮城県角田市の台山講演にある「角田市スペースタワー・コスモハウス」は、「宇宙」をテーマに角田市が整備した施設。写真や映像で宇宙について学べる他、実物のロケットエンジンも展示されているそうです。
こんな光景、どこかで見たことがあると思ったのですが、つくば市の「つくばエキスポセンター」にも同じ規模のH-Ⅱロケットが鎮座していたことを思い出しました。
角田とつくば、他ではあまり見たことがない実物大のロケット模型がなぜこれらの町に置いてあるのかというと、日本の宇宙開発を担う宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究施設があるからなんですね。
角田市の「角田宇宙センター」では主にロケットエンジンの研究、開発、実験など行なっています。
つくば市の「筑波宇宙センター」では航空機やロケットの研究・開発から、人工衛星の追跡管制、国際宇宙ステーションで使用されている実験棟「きぼう」の研究・開発から、宇宙飛行士の訓練まで幅広い活動が行われ、日本の宇宙開発の中心施設となっています。
研究学園都市として開発され広い土地もあったつくばに宇宙関連の研究施設が建設されるのは分かります。
しかし角田市に宇宙開発の重要施設があるのはなぜなのでしょうか。
そもそも角田市と聞いてもどこにあるのか分からないかもしれません。
一目千本桜の桜並木で有名な柴田町に隣接する人口約31,500人の町です。東北自動車道やそれと並行して走る国道4号線からはやや外れていて、鉄道は阿武隈急行が走っています。
そんな角田市の北端、柴田町に隣接する丘陵地帯に「角田宇宙センター」があります。桜が有名な船岡城址公園にも近い場所です。
その場所はかつて旧日本海軍の第一軍火薬廠(火薬工場)があったところでした。丘に囲まれているため周囲の人家から隔離されている地形がロケット開発に適していたことと、火薬廠跡地の広い場所を工業団地に転用
していたため工業用水の設備が整っていたこと、などが理由となり宇宙センターが建設されることになったのです。
海軍施設跡地の開発計画をきちんと進めていたことが、後の宇宙開発施設誘致に繋がったんですね。
公営「角田市スペースタワー・コスモハウス」の経済効果の程はよく分かりませんが、東北の小さな町に50メートルのロケットが立ち、実際にロケットを開発していて、あの「はやぶさ」も公開されたそう。
宇宙そのものも、宇宙に関係することも、なんだか夢がありますね。


「角田市スペースタワー・コスモハウス」
住所 : 宮城県角田市角田字牛舘100
電話 : 0224-63-5839
時間 : 3月1日~10月31日(9:00~17:00)、11月1日~2月28日(9:00~16:00)
定休 :火曜日
/* ----- 角田市 - 宮城 - 2012 - Nikon D700 ----- */
♪ Star Surfer / Genki Rockets
by kidai_y
| 2012-09-03 21:01
| 写真:日本

