2012年 09月 25日
PHOTO REPORT ~ 女川カレーBOOK ~ 女川@宮城 |
2012-9
お家でカレーを作る場合、市販のカレールウを使うことが一般的だと思います。
中に入れる具材は、タマネギ、ニンジン、ジャガイモ、お肉、が基本。
市販のカレールウを使う場合、隠し味など加えずに作ったカレーが一番美味しく仕上がります。
手順通りにすれば誰でも美味しいカレーを作ることができます。それは多分カレーと聞いてほとんどの人が思い浮かべる「普通に」美味しいカレーです。
カレーはまた、作る過程で失敗する要素が少ないので、大量に作ったり、子供と一緒に作ったり、アウトドア料理としてキャンプ場などで作ったり、野外の炊き出しとして作ったりするのに適した料理でもあります。
カレールウに何も加えない。
それが簡単に美味しく作れる方法だと知ってはいても、ついつい自分なりの何かを加えたくなる衝動を抑えられないことがあります。
何を加えるのかはここでは書きません。劇的には変わりませんがほんのちょっとだけ美味しくなる気がします。
家庭の味、お家のカレー。
いつも食事を作るおばあちゃん、お母さん、お父さんなども、おそらく自分だけの秘密の「何か」を加えているはずです。
それが、その家のカレーの味になります。
同じルウから、たくさんのカレーに広がっていくのです。
そしてそのカレーの味は、子供の頃の記憶や、母親の記憶と重なって、自分だけの素敵な物語になるのです。
「女川カレーBOOK」。
鎌倉のスパイス会社が女川町でカレーの炊き出しをしたことがきっかけで誕生したカレーです。
ルウやスパイス、2種類の豆がまるで本のような形で袋詰されています。
寒い時期の炊き出しで食べた人の身体が温まるようなスパイスの配合になっているそうです。確かに食べると汗がじんわりと滲んできます。
味はさっぱりです。
やや薄めというより、とても薄い。
だから、自分なりに味付けをしなくてはなりません。
その味付けは、例えば「女川風」であったり、「◯◯家風」であったり、「自分流」「彼氏・彼女好み」「濃い目」「さっぱり味」「和風」「洋風」、作る人しだいで無限に広がっていきます。
カレー物語の始まりですね。
『女川カレーBOOK』は・・・
「女川商工会」
宮城県牡鹿郡女川町浦宿浜十二神60-3
0225-53-3310
「お魚いちば おかせい」
宮城県牡鹿郡女川町小乗浜字小乗115
0225-53-2739
「コミュニティスペース おちゃっこ倶楽部」
宮城県牡鹿郡女川町鷲神浜字堀切山51-6(女川町立病院 駐車場内)
の他、東急ハンズ渋谷店などでも購入できるようです。
詳しくはこちらのページでご確認ください。
『女川カレー プロジェクト』
ホームーページはこちら。
/* ----- 女川町 - 宮城 - 2012 - Nikon D700 ----- */
by kidai_y
| 2012-09-25 21:28
| 写真・東日本大震災