2007年 09月 17日
旅文 02-03 「スワヤンブナート」 |
オリグチ君が一泊5,5ドルが苦しくなり宿を移るというので僕も別の宿に移動することにした。今までの宿と同じタメル地区にある安宿で、ツインの部屋しか空いてないが安いしホットシャワーも使えるというのでしばらく滞在することに決めた。風邪の治りかけに水シャワーは禁物だ。
まだ鼻声は治っていないものの動けるようにはなってきた。ネパールへ着いてからまだほとんど歩いていないので、リハビリも兼ねてカトマンズ中心部にあるタメルから西へ3キロほどの丘上にあるスワヤンブナート寺院へ行ってみた。


3キロ歩いた後の400段の階段上りはなかなか疲れたが、上った先の大きな仏塔を前にしたら疲れも吹き飛んでしまった。
周りの壁にずらりと並んだ重厚なマニ車。
怪しい目つきで四方を見つめている仏陀の目。
金色に輝く尖塔。
その天辺から空に広がり風にはためく五色のタルチョー。


想像していたネパールが揃っていた。
かつてカトマンズ盆地は湖だったそうで、その湖に浮かぶ唯一の島がこの丘だったのだそうだ。そのため仏教での神聖な場所と考えられこのような立派な仏塔が建てられたのである。
丘の上からはカトマンズ盆地を見渡すことができた。白壁レンガ色の低くて細々した建物がみっちり並んでいる部分はそれほど広くない。アンコールワットから見渡すカンボジアの大地はほとんどが地平線だったが、ここは周りを山が取り囲んでいる。どことなく日本を思わせるのは、その山々のせいかもしれない。

しかし日本と決定的に違うのは、とにかく汚いということだ。いたるところにゴミが捨てられている。さすがに道のそこらじゅうがゴミだらけということではない。道路脇の斜面や町中を流れる川がゴミで埋まっているのだ。手の付けられない状態になっている。
また、舗装されてない道路の細かいチリが舞うのか排気ガスのせいなのか少し歩いただけで喉が痛くなる。マスクが欲しくなるほどだ。実際に排ガス等による大気汚染が寺院や建物を汚染し、カトマンズ盆地は世界遺産ではあるが同時に危機遺産としても指定されている。
想像していなかったネパールを目の当たりにした。
by kidai_y
| 2007-09-17 23:59

